社会人NO.1右腕の東芝・吉村貢司郎投手が、セ・リーグチャンピオンの東京ヤクルトの主力を相手に3回無失点、7つの三振を奪う快投を見せ、ドラフト1位指名候補として大きく前に出た。
9球団視察
東京ヤクルトがCSに向けてチームの調整をするために、東芝と練習試合を行った。東芝には今年のドラフト1位指名候補として注目される吉村貢司郎投手がいる。
その吉村投手は先発をすると、初回に1アウト1,3塁のピンチを作ったものの、4番の村上宗隆選手をフルカウントから135キロのフォークで空振り三振を奪った。その後も149キロの速球と得意のフォークにカーブも使い、3回には三者三振を奪う快投で、3回3安打7奪三振無失点と手応え十分の投球を見せた。
「自分の球がどこまで通用するか楽しみだった。いい感じで投げられて良かった」と話し満足感を漂わせると、「スイングスピードが社会人とは全然違ったのですごいなと思いながら投げていました。抑えられて自信になった」と村上選手との対戦についても振り返った。
この日は9球団が視察し、
埼玉西武・潮崎哲也ディレクター:「総合力が高い投手。色々な球種で空振りを取ることができていた。もっと躍起になって、暴れるかと思ったら、落ち着いて投げていた。いいアピールになったでしょう。どこかはわからないけど、とるんだったら1位で、になるでしょう」
東京ヤクルト・斉藤スカウト:「直球の平均球速が速く、アベレージが上がってきた。打者を押し込んでいた。変化球の精度も高い」
千葉ロッテ・榎スカウト部長:「日本一のチームにこれだけ投げられているし、十分だと思う」
横浜DeNA・河原スカウティングディレクター:「狙ったところに投げられていたと思う。カットボールもあって、フォークもある。いろいろ投げられるのが良い」
と話し、吉村投手の評価はこれで完全に確定したものと見られる。
社会人NO.1右腕と評価は固いが、都市対抗以来の投球となった先日の三菱重工East戦では多くのスカウトが注目する中で7回途中8安打5失点、「課題が残った」という投球だった事もあり、この日、プロの主力を相手にこれだけの投球を見せた事で、ドラフト1位指名は確実、指名競合の可能性も出てきた。
即戦力投手がほしいとする中日などを中心に、ドラフト1位で何球団が指名するのかが注目される。


視察した西武のチーム統括部編成グループ・潮崎哲也ディレクターは「総合力が高い投手。色々な球種で空振りを取ることができていた」と話し、ヤクルト・斉藤宣之スカウトは「直球の平均球速が速く、打者を押し込んでいた。変化球の精度も高い」と評価した。

視察したロッテ・榎康弘スカウト部長は「(昨年)日本一のチームにこれだけ投げられているし、十分だと思う」と評価。DeNA・河原隆一スカウティングディレクターも「狙ったところに投げられていたと思う。カットボールもあって、フォークもある。いろいろ投げられるのが良い」と話した。

9球団が視察。西武・潮崎ディレクターは「もっと躍起になって、暴れるかと思ったら、落ち着いて投げていた。いいアピールになったでしょう。どこかはわからないけど、とるんだったら1位で、になるでしょう」と評価した。

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