昨年の社会人野球日本選手権大会で優勝を飾ったヤマハ(浜松市)が、広島東洋カープ2軍との練習試合を行い、3-0で完封勝利を収めた。先発マウンドに立った入社5年目の最速151キロ右腕・金原祥太投手(26)が、プロの打者を相手に6回4安打無失点、8奪三振の快投を披露。打線でも土山翔生内野手(23)が3安打の固め打ちを見せ、王者としての貫禄を見せつけた。
初回に末包&堂林を連続三振斬り!「何を待っているか見ながら投げられた」
今季初の対外試合登板となった金原祥太投手が、持ち味を存分に発揮した。最大のピンチであり見せ場となったのは初回。2安打を浴びて1死一、二塁とされ、打席にはプロでも実績十分な4番・末包、5番・堂林を迎えた。
「誰もが知っているバッター。すごく緊張はしましたが、何を待っているかを見ながら投げることができた(スポニチ)。」
冷静なマウンドさばきで、末包を内角へのツーシームで、続く堂林も内角直球で連続空振り三振に仕留め、見事にピンチを脱出。このイニングで波に乗ると、2回以降は二塁すら踏ませない圧巻の投球を展開した。直球、ツーシーム、カットボールを巧みに操り、6イニングをわずか71球でまとめる省エネかつ支配的なピッチングだった。
エース・佐藤廉の背中から学んだ「スイッチの入れ方」
金原投手にとって昨季は、都市対抗で2大大会初登板を果たし、自己最速を151キロまで伸ばすなど飛躍の1年となった。日本選手権でも登板したが、チームを優勝に導いた絶対的エース・佐藤廉投手のブルペンでの姿から大きな学びを得たという。「佐藤さんの姿を見られたのは勉強になりました。スイッチの入れ方がすごい(スポニチ)。」と、精神面での調整方法を吸収した。
東北福祉大から2022年にヤマハに入り、今年が5年目となる。「何とか今年も先発ローテーションに入りたい。今年は完投を狙いたい(スポニチ)。」と話し、佐藤投手と共にヤマハの先発の一角を担う投手になる。
土山翔生が3安打、ハイレベルな競争で「都市対抗V」へ
打線では、昨年の社会人野球ベストナインに輝いた土山翔生内野手が3安打を放ち、好調な打撃で投手陣を援護した。国学院大時代から打撃のある二塁手として注目されており、今年のドラフト候補の一人。
ヤマハの投手陣は、エースの佐藤廉投手を筆頭に、ドラフト候補の2年目・梅田健太郎投手、さらに超高校級ルーキーの芹沢大地投手(高蔵寺)、大型右腕の高須大雅投手(明大)ら新人も加わり、かつてないほどハイレベルな競争が繰り広げられている。
チームの最大の目標は、36年ぶりとなる都市対抗野球での優勝。分厚い戦力と激しい競争が、ヤマハをさらなる高みへと押し上げる。
注目選手 プロフィール
- 氏名: 金原 祥太
- 所属: ヤマハ(26歳・入社5年目)
- ポジション: 投手
- 投打: 右投右打
- 主な特徴や実績: 最速151キロの直球とツーシーム、カットボールが武器。プロ相手の練習試合で6回8奪三振無失点の好投。
- 氏名: 土山 翔生
- 所属: ヤマハ(23歳)
- ポジション: 内野手(二塁手)
- 主な特徴や実績: 昨年の社会人野球ベストナイン(二塁手)。シュアな打撃でチームを牽引する。








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