社会人野球日本選手権大会、ドラフト1位選手4人、ドラフト2位選手2人が出場

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 社会人野球日本選手権は3日、この日はドラフト1位指名された選手が4人、ドラフト2位指名された選手が2人登場した。

千葉ロッテドラフト1位・石川歩投手

 東京ガスは東邦ガスと対戦し、東京ガスは千葉ロッテのドラフト1位・石川歩投手が先発した。石川投手は最速147km/hを記録したストレートとシンカーを交えて11三振を奪った。また四死球は1つのみと制球力の良さも示し、3回2アウト満塁のピンチでは146km/hの速球で力押しして抑えた。9回に足に打球を受けて降板したものの8回1/3を5安打6安打11奪三振1四死球で無失点に抑えた。

 今年前半にはドラフト1位候補には名前が挙がっていなかった投手だったが、今年1年間で急成長してドラフト1位指名され、今では社会人トップクラスの投手としてこの投球を見せている。高校生、大学生、社会人とたくさん候補がいたが、最も成長して驚かせた投手だった。

オリックスドラフト2位・東明大貴投手

 第2試合は富士重工vsJR九州の対戦、富士重工はオリックスからドラフト2位指名を受けた東明大貴投手が先発すると、140km/h中盤の速球を軸に初回に2奪三振で立ち上がり6回まで無失点に抑えた。7回に初ヒットを浴びて2アウト1,3塁のピンチとなったが、空振り三振で切り抜けた。9回を投げて2安打7奪三振で堂々の完封だった。

 来年から本拠地となる京セラドームのマウンドについて「投げやすかった」と話した東明投手、相性の良いマウンドのようで活躍が期待できる。オリックスの内匠スカウトも「良いピッチングを見せてくれた」と話した。

 東明投手は岐阜の富田高校から、創部したてで当時はまだ無名の桐蔭横浜大に進学すると、2年生の春に4勝、3年生の春に7勝を挙げるエースに成長し、その年の大学選手権では慶応大戦で福谷浩司投手(2012年中日ドラフト1位)と投げ合い、6回まで慶應打線をノーヒットに抑えるなど9回5安打11奪三振の好投を見せ(試合は9回にサヨナラで敗退)注目を集めた。

福岡ソフトバンクドラフト1位・加治屋蓮投手

 一方JR九州は昨年のドラフト会議で左腕投手として注目された井上翔夢投手が先発すると、5回を3安打5奪三振1失点と好投を見せ来年のドラフトに向けて再び一歩を踏み出した。144km/hのキレの良いストレートを投げる。

 そして6回からは福岡ソフトバンクからドラフト1位指名を受けた加治屋蓮投手がマウンドに登り、最速144km/hの速球で3回を1失点に抑えた。視察した福岡ソフトバンクの永山スカウト部長は「和巳とか杉内、和田に引けを取らない真っすぐの質だった」とドラフト1位右腕を高く評価していた。

 東京ガス・遠藤の右越えサヨナラ本塁打が飛び出した時、石川は治療を受けていた。9回、先頭打者の打球がワンバウンドで右スネを直撃。それでも8回まで毎回の11奪三振。さすが巨人とロッテがドラフト1位で競合した即戦力右腕だった。

 「(ドラフト指名に安心して)気持ちが入っていないと言われるのが嫌だった。4回からバテバテだったが、自分の力以上のものが出せた」

 最速147キロの速球に得意のシンカーを交え三振の山を築いていった。

 速球派とはいえ、1四球とコントロールも抜群。その唯一の四球が絡んだ3回2死満塁のピンチでは、5番打者を146キロの直球で右飛に仕留めた。「ドラ1」の実力を存分に発揮した石川は「チームのために次も投げます」と力強かった。

オリ2位富士重工・東明が2安打完封 - デイリースポーツ:2013/10/31

  富士重工・東明が即戦力右腕の評価にふさわしい好投をみせた。初回を2者連続三振でスタートすると、六回まで無安打。七回に初安打を許し2死一、三塁のピンチを背負ったが、最後を空振り三振でしのいだ。「思い切っていけた。七回は打たれたが、失点に結びつかせないよう心がけたのがよかった」と会心の笑みを浮かべた。

 プロ入り前最後の公式戦は、来年からホーム球場となる京セラドーム大阪での試合。「マウンドは投げやすい。これから上のレベルでやるので不安も大きいが、強気のピッチングを崩さないことが大事」と表情を引き締めた。オリックス・内匠スカウトは「いいピッチングをみせてくれた」と満足そうに語った。

加治屋、直球カズミ級 - 西日本スポーツ:2013/10/31

 

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