東京大は今年の練習納めを行い、二塁まで1.85秒の強肩にプロが注目する松岡泰希捕手が、プロ入りを志望する意思を明らかにした。
プロも視野に入れて
松岡泰希捕手が投手として最速144キロの速球を投げる強肩捕手で、二塁までの送球は1.85秒を記録する。ヤマハでプレーした伊佐地豪文氏を父に持ち、小学生の時から肩ではだれにも負けなかったという。
成績は3年間で35試合に出場して17安打、7打点、2盗塁という成績で、足の良さも見せるが、今秋の立教大戦では5−4の9回に2点タイムリー二塁打でダメ押しの2打点を挙げチームの勝利に貢献した。秋は打率.276と成績を伸ばしており、まだまだ成長の余地を見せる。
プロのスカウトも強肩に注目しており、ドラフト候補としてリストアップされるが、この日、松岡選手は「大学に入ったときから上のレベルで野球をやりたいと思ってました。プロも視野に入れて、行けるなら行きたい。他大学のキャッチャーと比べても、守りは自信を持てるようになりました」と話し、プロ志望を表明した。
これまで東大出身のNPBの選手は6人いるが、いずれも投手として指名された。野手で指名されれば、東大史上初となる。しかしまずは、「チームは最下位脱出。練習から緊張感を持って。最後は技術や運を超えたところで打つ。」と話し、主将としてチームをリーグ上位へ導く。
そして「個人的には、ジャパンに行っている選手には負けたくない」と侍ジャパン大学代表合宿に参加した選手に狙いを定めた。合宿には早、慶、明、立、法のそれぞれの主将が選ばれて参加をしており、新主将として東京六大学で唯一代表に参加できなかった事も、燃える理由の一つだろう。
来年の東京六大学は、東大も含めて主将がドラフト候補として注目される。例年と同じようにスカウトは足を運び、チェックをすることになる。

隠すことなく、思いを明かした。松岡泰は「大学に入ったときから上のレベルで野球をやりたいと思ってました。プロも視野に入れて、行けるなら行きたい。他大学のキャッチャーと比べても、守りは自信を持てるようになりました」と堂々と言った。神宮球場では、松岡泰が二塁に送球すると、スカウト陣はストップウオッチでチェックするのが恒例。強肩を武器に、新たな歴史を刻めるか。
その結果、今夏にはブルペン投球で6キロ増となる144キロを計測。セカンド送球はプロ級の最速1秒85を計測するほどになった。「もっと球速を出せるようにしたい」とさらなる球速アップを目指している。
レギュラーに定着した今春は打率2割7分6厘をマーク。今秋も途中から5番に座るなど、シュアな打撃も光っている。すでに、複数の社会人チームの練習に参加。中には、プロとの併願を認めるプロ待ちでの獲得オファーもあるという。

コメント