京都大が1月8日に今年最初の練習を行い、プロが注目する194cm右腕・水口創太投手は、プロ入りの目標に向かって始動した。
何位でも行きたい
水口創太投手は膳所高校出身の右腕で、194cm98kgの非常に恵まれた体のある右腕投手。
大学入学時は130キロ後半だったストレートも、昨年秋の近畿大戦で149キロを記録し、10月3日の同志社大戦で152キロを記録した。その球の威力に、視察をしていたプロのスカウトも驚きを隠せず、その後、複数球団が視察に訪れているという。
その水口投手はこの日、「プロは夢。ずっと目標で、注目されてモチベーションになっている。何位でも行きたい」と話し、プロ志望の意思を改めて表明した。
京都大学医学部で学んでおり、昨年秋からは実習がスタート、1月11日からは1ヶ月以上にわたり病院での実習に入るという。野球の練習は実習後の夕方からとなり、「ここから忙しくなる」と話す。来年には医学療法士の資格試験を受けるが、文武両道を貫く決意を示す。
元ソフトバンクの近田監督も「あれだけの上背、体がある。伸びしろしかない。決め球を確立できればプロは近づく」と評価する。水口投手の今年の投球が注目される。

医学部在籍中の右腕が脚光を浴びたのは昨秋だ。9月に149キロを計測し、京大最速だった田中英祐(元ロッテ)の148キロを更新。10月3日の同大戦で同校最速の152キロを出すなど、150キロ台連発でプロのスカウト陣をざわつかせた。複数球団が視察するなど、一躍ドラフト候補に浮上。「プロは夢。ずっと目標で、注目されてモチベーションになっている。何位でも行きたい」。たとえ育成契約でもNPB入りを熱望するが、医学部出身選手が誕生すれば史上初になる。


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