慶応大が今年の練習を納め、来年ドラフト候補となる清原正吾選手が、プロ入りを目指す事を明らかにした。
清原2世
清原和博氏の長男・清原正吾選手は、「このままじゃ絶対に行けないと思っているんですけど、この1年間で目指せるものなら目指したいと思っています」と話し、プロ入りへ挑戦することを明らかにした。
清原選手は慶応幼稚舎時代は野球をしていたが、中学ではバレー部、高校ではアメフト部でプレーし、大学に入学して再び野球を始めた。東京六大学の競合とあり、非常にレベルの高い野球部の中ではじめはそのレベルの練習についていくことで精一杯、Bチームからのスタートに「6年間野球をやっていなかったので、全体練習で僕だけミスすることもありました。6年間やっていないからって怒られない自分が許せなくて、悔しくて。何とか個人練習のところで盛り返してやろうと。同期、後輩にもプライドを捨てて吸収していこう気持ちだった」と話していた。
しかし、2年秋にリーグ戦初出場をすると、今年春には7番ファーストで開幕スタメン出場を果たし、春にはリーグ初安打も記録した。しかしその後はベンチから外れている。「結果が出ず、悔しさを味わいました」と話す。
それでも堀井監督は期待を込める。186cm90kgの恵まれた体格があり、「彼の特徴はバッティングなんですけど肩も強いなと。適正ということころで外野だなと。走力もありますし」と話し、肩の強さと足を活かすために外野手に転向させることを決め、オープン戦Bチームでの試合では4番ライトで出場をしている。
今年は弟の清原勝児選手が慶応高校で甲子園に出場し、控えメンバーだったが雰囲気を変える代打として出場し、甲子園の優勝に貢献した。弟や慶応高校のメンバーに刺激され、「オフは筋力アップと技術面をみっちり練習したい」と話し、「ずっと応援してくれる家族のためにも、恩返ししたい」と話した。
体は十分、そして肩や足で良さを見せれば、本人次第ではあるが、現時点でも育成ドラフトで指名する球団はあるのではないかとも思う。しかし、やはりリーグ戦で結果を残して、戦力としてイメージできる形で秋を迎えたい。




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