優勝をかけた大商大vs大経大の試合が行われ、プロ注目の渡部聖弥選手や柴崎聖人選手などの対決もあり、10球団のスカウトが大挙して押し寄せた。
逆王手
大阪経済大が優勝に王手をかけていたこの試合だが、大阪商業大は4番サードで出場したドラフト上位候補の渡部聖弥選手が、6回に左中間フェンスに直撃するタイムリー2ベースヒットを放ち、これが決勝点となって2-0で勝利した。
渡部選手はこの日も3安打1打点の活躍をみせ、リーグ最多記録の119安打に並んだ。「心境的にはメチャクチャ気合は入っていたんですけど、それが本当に良い方向に行ったと思います。状態も良かったし、やっぱり一番はもうホントに気持ちでっていうか、絶対打ってやると気持ちで打ちました」と気合が入る中で結果を残し、「個人の記録よりも先制打を打てたことが一番良かったです」とチームの勝利につながる打撃を喜んだ。
この日は10球団のスカウトが訪れたが、阪神は畑山統括スカウトなど最多の5人態勢で視察をし、先週末に6人態勢で視察をした金丸夢斗投手同様に、注目している姿勢を示した。外野手は比較的充実しているチームにおいて、1位指名の可能性はやや薄いと思うが、藤川監督にドラフト1位候補として推薦する選手に中に入ってくるものと見られる。
これで両チームの対戦は1勝1敗となり、今日行われる3回戦は勝ったほうが優勝の大一番となり、渡部選手にとってはリーグ最多安打の新記録がかかる事になる。「記録を超すというよりは、あすもチームを勝たせる一打を打つことによって、それがまたリーグ記録更新にもつながるので、本当にチームの勝ちだけ見て、やっていきたいと思ってます」と渡部選手は気持ちを入れた。







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