関西六大学野球リーグにおいて、大阪学院大学のプロ注目外野手、エドポロケイン選手(4年)が、その規格外の身体能力と打撃でプロ野球スカウト陣から熱い視線を浴びている。この日も10球団のスカウトが視察し、巨人は4人態勢で視察に訪れるなど、その注目度の高さが伺えた。
10球団スカウト熱視線!巨人4人態勢で注目する規格外の身体能力
龍谷大学との試合が開催された球場には、巨人が4人態勢を敷くなど、NPB10球団のスカウトが集結した。彼らの視線の先には、189cm93kgという恵まれた体格を持つエドポロ・ケイン選手の姿があった。50メートル6秒1の俊足と遠投120メートルという強肩を兼ね備え、センターとしての広い守備範囲を誇るエドポロ選手は、まさに「超人系」と称されるにふさわしい身体能力を持っている。
打率4割超え!確実性増した打撃でマルチ安打
エドポロ選手はこの日、「3番・中堅」で先発出場し、打撃でもその存在感を示した。初回一死一塁の場面で、バットを折りながらも左前へ運び、先制点に繋がるヒットを放つと、3-4と1点を追う9回無死一塁では、直球を弾き返して中前打を放つなど、マルチ安打を記録した。「低めのチェンジアップに手が止まり、直球を一球で仕留められた。四球を選べば4番が打ってくれるし、欲を出さずにやるだけかなと思います」と話し、自分の役割を果たした。
またこの試合では2つの四球を選ぶなど選球眼の良さも見せた。今春リーグ戦では、この試合を含めて11打数5安打で打率.455と高い打率を残しており、昨秋の時点では課題とされていた打撃の確実性が増していることがわかる。
プロからの注目度は非常に高い。先日も阪神がドラフト候補としてリストアップしていることが報じられたが、この日も10球団のスカウトが集結し、巨人は4人態勢で視察をした。その中で、東北楽天の足立スカウトは「身体能力に加えて力強さが増した」と評価した。
高い意識と飽くなき向上心!“超人”のこれから
試合は追いつくことができずにそのまま敗れた。エドポロ選手は、マルチ安打を記録しながらも「もっとできる。9回の打席も自分が本塁打を打てば勝てていた」と語るなど、勝てなかった事の悔しさを語った。
日本航空高校(山梨)時代には高校通算24本塁打を放ち、3年夏には甲子園にも出場するなど、高校時代から注目された存在であった。この気持ちの強さが、大学での更なる成長に繋がっている。
阪神タイガースの山本宣史スカウトは「身体能力は抜群。守備と足はプロでも即通用する。打つ方は確実にコンタクトできるようになれば、さらに評価は上がる」と語っており、確実性が加わった今、ドラフトでの評価が大きく上がる可能性を秘めている。
エドポロ・ケイン選手 プロフィール
- 氏名: エドポロ ケイン(えどぽろ けいん)
- 所属: 大阪学院大学 4年
- ポジション: 外野手
- 出身: 大阪府大阪市
- 投打: 右投右打
- 身長・体重: 189cm・93kg
- 50メートル走: 6秒1
- 遠投: 120メートル
- 高校通算本塁打: 24本
- 大学リーグ通算本塁打: 8本
- 特徴: 規格外の身体能力を持つ大型外野手。俊足強肩であり、打撃の確実性も向上。プロ野球スカウトが注目する存在。

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