【プロ注目】花園大・藤原聡大投手が自己最速迫る153キロ!巨人・ヤクルトなど11球団スカウト視察し阪神は5人態勢

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京滋大学野球リーグの第6節1回戦が14日に行われ、花園大学がびわこ成蹊スポーツ大学に5-2で勝利し先勝した。この試合に先発した155キロ右腕・藤原聡大投手(4年・水口高校)が、自己最速に迫る153キロを計測し、アクシデントがありながらも力投を見せた。この試合には巨人、阪神など11球団のスカウトが視察し、阪神は5人態勢でその投球に注目した。

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アクシデント発生も最速153キロ、5回まで無失点

花園大学で最速155キロの速球を投げプロが注目する藤原聡大投手がこの日、びわこ成蹊スポーツ大学との試合に先発すると、序盤から力のあるストレートを投げこの日最速は153キロを記録した。変化球もうまく使い5回まで4安打6奪三振無失点と好投を見せた。しかし、5-0とリードしていた6回、右手人さし指に血豆ができるアクシデントが発生。制球を乱して4四死球などで2点を失った。それでも6回を投げ抜き、6回5安打2失点にまとめて勝利した。

藤原投手は「6回は血豆ができてしんどくなってしまったけど、5回までは要所で締められて自分の投球ができた」と、アクシデントについてと、それまでの投球の手応えについて話した示した。リーグ戦開幕前に胃腸炎と副鼻腔炎にかかり、体重が5キロ減るなど、まだ本調子に戻りきっておらず、状態はまだ70%ぐらいという状況だが、その力を十分に示した。

11球団視察し阪神は5人態勢

この日、スタンドには巨人、阪神、ヤクルトなど11球団のスカウトが集結し、阪神は5人態勢で視察を行った。

視察したスカウトからは、

  • 東京ヤクルト・橿渕スカウトグループデスク:「球速と器用さを兼ね備えているピッチャー」
  • 阪神・岡本スカウト:「出力、スピードが出ていてボールが強い。スライダーもキレがあって安定している。良い投球を見られた」

と球速だけでなく、変化球も含めた投球全体に高い評価を与えた。

藤原聡大投手はもともと内野手としてセカンドやショートでプレーをしていたが、高校3年春に投手を始め、最速143キロを記録していた。大学入学後に「腸腰筋や小臀筋を鍛えるようになって変わった」と、1年秋に150キロに到達すると、3年時の5リーグ対抗戦では自己最速の155キロを記録するなど、短期間で驚異的な急成長を遂げた。今冬は「直球以外に圧倒的な球をつくる」と、スライダーとスプリットの精度向上にこだわり、特に変化量や球速に手応えを得るスライダーは、「打たれた印象はないくらい仕上がってきている」と自信を深めているという。

「チームを勝たせる投球を」全国経験もある右腕が目指す先

花園大学で1年春からリーグ戦に登板し、2年春には全日本大学野球選手権で全国の舞台を経験している。アクシデントや体調不良がありながらも、この日の力投でポテンシャルの高さと進化をアピールしたが、最も意識しているのは「チームを勝たせる投球を」することで、「チームを勝たせる投球を。自分のアピールは結果的についてくる」と話す。多くのプロスカウトが見守る前で、そのポテンシャルと投球内容のレベルの高さを示した藤原投手が、プロ入りに向けて大きく前進をした。今後もその投球が注目される。

藤原聡大投手 プロフィール

  • 氏名: 藤原 聡大(ふじわら そうた)
  • 所属: 花園大学 4年
  • 出身: 三重県伊賀市
  • 生年月日: 2003年(平15年)11月20日(21歳)
  • 経歴: 阿山ブルーファイヤーズ(小学1年~、二塁手)- 阿山中学校(甲賀リトルシニア、遊撃手)- 水口高等学校(1年秋背番号6、2年秋~背番号1)- 花園大学(1年春リーグ戦登板、2年春全日本大学野球選手権出場)
  • 投打: 右投右打
  • 身長・体重: 177cm・75kg
  • 最速: 155キロ
  • 50メートル走: 6秒1
  • 遠投: 115メートル
  • ポジション: 投手(高校時代は野手も)
  • 特徴: プロ注目の本格派右腕。最速155キロ。高校3年春に投手を始め大学で急成長。スライダー、スプリットにも手応え。全日本大学野球選手権出場経験あり。11球団スカウト視察。
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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
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