近大・勝田成選手が30試合連続出塁、打率.559に阪神スカウトも高評価

2025年ドラフトニュース大学野球ドラフトニュース阪神ドラフトニュース

関西学生野球春季リーグ戦で、近畿大学が関西学院大学に3-2で勝利した。近畿大のプロ注目のリードオフマン・勝田成選手(4年)が、昨春のリーグ戦から続く30試合連続出塁を達成し、今季は打率5割5分9厘と高打率を維持している。この日も阪神のスカウトが評価を示した。

スポンサーリンク

驚異の30試合連続出塁、打率5割5分9厘の高打率

近畿大学の勝田成選手はこの日、6回先頭打者として打席に入り、右翼へ二塁打を放った。これで昨春の関学大戦から継続する30試合連続出塁を達成した。連続試合安打は昨秋から10で途切れたが、「まずは毎試合で出塁を」と切り替えた結果が、この記録に繋がっている。自身の記録について、「節目の数字。伸ばしていきたい」と話した。

今春の打率は5割5分9厘という驚異的な高打率をマークしており、このまま維持すれば、関西学生野球の旧リーグ記録である元中日・田尾安志氏の打率5割4分8厘や、そして新リーグ記録である青地斗舞選手(同志社大)の打率5割2分を塗り替える可能性も出てきている。

スカウトも高評価

この日視察した阪神タイガースの岡本スカウトは、

  • 阪神・岡本スカウト:「コンタクト率が高く、バットコントロールがうまい。守備力も高い」

と、打撃と守備をともに評価している。身長163cmとその小柄さが良くいわれているが、打球と打ち返す強さのある選手で、もし阪神に入れば中野選手とポジションや役割を争えそうなタイプの選手だ。

そして勝田選手の特徴として、「見て学べ」が両親の教えに従い、プロ野球選手の動きを見て守備での一歩目や打者ごとの守備位置を身につけたという。プロ野球観戦能力について自ら「特殊だった」と語るほどの観察眼を持っている。この日も、2-2の8回一死満塁というピンチの場面で、二ゴロ併殺を完成させ、相手の勝ち越しを阻止するなど、守備でもチームを救った。今後も「守備や相手を読む力を評価していただきたい」と話す。

プロ入りの気持ちが強く、今シーズンは「人生が懸かっている」と強い決意を持つが、「首位打者を狙いたいが、欲があるとチームが負けてしまう。チームが勝てばそれでいい」とまずはチームの勝利を優先させる。この春にリーグ記録を達成し、侍ジャパン大学代表などで日米大学野球でメジャー予備軍を相手にその打力を見せ、そして秋はもっとのびのびとその力をみせたい。

勝田成選手 プロフィール

  • 氏名: 勝田 成
  • 所属: 近畿大学 4年
  • 経歴: 関大北陽- 近畿大学(主将)
  • 投打: 右投右打
  • 身長・体重: 163cm・73kg
  • ポジション: 二塁手
  • 特徴: 近畿大学の主将。驚異の30試合連続出塁を達成。今春打率5割5分9厘と高打率でリーグ記録も視野。阪神スカウトからコンタクト率、バットコントロール、守備力を高く評価される。野球IQが高く守備も持ち味。163cmと小柄ながら“巨人”と呼ばれる。
2025年度-大学生内野手のドラフト候補とみんなの評価
ドラフト候補の評価や動画、みなさまのコメントを紹介します
2025年度-関西学生リーグのドラフト候補とみんなの評価
ドラフト候補の評価や動画、みなさまのコメントを紹介します
【大学野球】近大・勝田成が30試合連続出塁!“リーグ記録”田尾安志超えへ打率5割5分9厘 - スポーツ報知
朱色のバットで美しい弾道を描いた。近大・勝田成は、6回先頭で右翼へ二塁打を放った。趣味のダーツや最高スコア259のボウリングで養った集中力を発揮。これで昨春の関学大1回戦から30試合連続出塁を達成
この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

yukiをフォローする
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする

コメント