第60回全日本大学野球選手権(1日目)対戦カードと注目選手

6月7日(水)より第60回全日本大学野球選手権が、神宮球場と東京ドームで開催される。大学BIG3といわれる、東海大・菅野智之、東洋大・藤岡貴裕、明治大・野村祐輔投手のうち出場するのは藤岡貴裕投手だけだが、他にも全国からたくさんの素晴らしい選手が集まります。
その選手を紹介してゆきます。まずは1日目、神宮球場と東京ドームの対戦カードと注目選手です。

神宮球場1日目

愛知学院大(愛知大学野球) 東日本国際大(南東北大学野球)
浦野博司 投手
4年 浜松工
右右
178cm
69kg
3年春に3完封とブレイクし、昨秋の神宮大会では早稲田大と対戦、斎藤佑樹と投げ合い3失点で敗退したが、7回で8奪三振と強力打線にも実力を示した。4年春も6勝0敗、4完投で2完封と安定感抜群のエース。 B 浜崎浩大 投手
4年 北海道栄
右右
175cm
72kg
3年生の春季リーグ戦で5勝0敗、大学選手権では同志社大戦で7回1失点の好投を見せた。春のトーナメントでは決勝の石巻専修大戦で9奪三振を記録するなど、144kmのストレートとスライダー、フォークで三振を奪えるようになってきたようだ。 B
中根貴久 投手
4年 比叡山
右右
182cm
75kg
2年生で登板した明治神宮大会で146kmを記録。ヒジ痛のため登板機会が少ないが今春は4試合に投げて2勝を挙げるなど切れ味鋭い投球が光る。 B 中條健佑 投手
3年 川越初雁
右右
174cm
68kg
昨年の全日本選手権では福岡大戦で3回から延長12回を無失点、148kmをマークした。昨秋のリーグ戦では5勝1敗でMVP、今春のトーナメントでも勝利を挙げた。 B
萩原大起 投手
2年 常葉菊川
右右
180cm
80kg
高校1年時に明治神宮大会で優勝を果たした投手。
昨秋の明治神宮大会で1回を投げて2安打1失点も146kmのストレートを見せた。
B

 

東農大生産学部(北海道学生野球) 横浜商科大(神奈川大学野球)
陶久亮太 投手
3年 帯広農
右右
177cm
68kg

昨秋は10試合全てに登板し4勝をマークしてMVP。神宮大会では1回戦の九産大戦で先発、7回まで完封ペースも8回に失点し同点に追いつかれる。9回6安打6奪三振3失点で降板した。
今春はインフルエンザにかかったものの5月29日の旭川大戦で先発し完投勝利を挙げた。

B 福田芳幸 投手
4年 九州学院
右左
180cm
77kg
昨秋に13試合に登板して7勝を挙げ、最優秀投手に輝く。制球力が勝負の143km右腕。 B
玉井大翔 投手
1年 旭川実
右右
178cm
68kg
春のリーグ戦では開幕となる4月30日の北海道教育大函館校戦で1年生で公式戦初登板でノーヒットノーラン(打者29人、球数129、奪三振12、内野ゴロ12、外野フライ1、四球2、犠打1、失策1)を達成!5月28日の旭川大戦で3安打完封勝利を挙げるなど5勝をマーク、大活躍の1年生投手。 A 岩貞祐太 投手
2年 必由館
左左
182cm
75kg
182cmの長身左腕で、フォームのバランスも良く素質の高い投手。小さく曲がるスライダーで三振を奪うというよりは、バットの芯を外すような投球スタイル。大学全日本の候補に選出された。 A
佐藤賢太 投手
2年 苫小牧中央
右左
178cm
75kg
高校時から142kmをマークするストレートで完全試合を達成するなど11球団注目。キレの良いストレートに高速スライダー。 B 西宮悠介 投手
2年 佐野日大
左左
179cm
78kg
主に中継ぎとして1年生の春から3季連続抜群の安定感を見せる左腕投手。 B
トマセン・ダニエル
外野手
4年 神戸広陵
右右
182cm
85kg
110mの強肩だが指名打者での出場も。昨年秋にリーグ2位の打率.500に2本塁打で優秀選手と外野手として2度目のベストナイン。今秋も打率.520で首位打者と指名打者でベストナイン。高校通算18本塁打のパワーも健在。 C
杉谷翔貴 外野手
4年 帝京
右左
180cm
81kg
高校では弟の拳士(現日本ハム)と兄弟で甲子園出場。センバツでは広陵・野村(現明治大)から満塁弾。3年になり打率.395で2本塁打と活躍を見せ始める。 C
山城明久外野手
2年 沖縄水産
右左
173cm
68kg
沖縄水産では3年の夏に勝利打点2のチャンスに強いバッティングを見せた。大学でも代表決定戦で12回にサヨナラ安打。 C
風張蓮 投手
1年 伊保内

右右
179cm
76kg

伊保内高校では無名校ながら147kmの速球にプロ12球団が注目、ドラフト上位候補にも名前が挙がったが、大学に進学した。 A

 

龍谷大(関西六大学野球) 東京国際大(東京新大学野球)
杉上諒 投手
3年 葺合
右右
185cm
78kg
春季リーグ戦の大商大戦で2安打完封、145kmの速球本格派。 B 伊藤和雄 投手
4年 坂戸西
右右
183cm
78kg
春季リーグで創価大を相手に完封勝利を挙げた145km右腕。 B
井口勇佑 投手
3年 天理
右右横
190cm
80kg
サブマリンでストレートと内外角に突き刺す。テンポも良く京産大戦で完封勝利。春に4勝マーク、防御率0.24でMVPを獲得。 A 沖野哲也 捕手
3年 広島工
右右
185cm
80kg
高校通算48本塁打のスラッガー。昨春も2本塁打をマーク。 C
古本武尊 外野手
3年 福岡大大濠
右左
175cm
77kg
高校通算36本塁打の外野手だが、投手としても登板するなど遠投105mの強肩が魅力。昨秋2本塁打打率.306でベストナイン。大学全日本候補に選出された。 B

 

日大国際関係学部(東海地区大学野球) 東京情報大(千葉県大学野球)
横井貴行 投手
4年 西湘
右右
181cm
69kg

2年生の秋に7勝をマーク、昨秋はMVP。145kmのストレート。

C 菅野智也 投手
4年 東総工
右右
186cm
68kg
3年生の春に5勝を挙げたエース。今春も5勝0敗で負けなし。制球力が持ち味の好投手。 B
山岸大輝 投手
2年 流経大柏
右右
182cm
75kg
高校時は17奪三振を記録した投手。春季リーグで5勝を記録で成長をみせた。 B

東京ドーム1日目

奈良産業大(近畿学生野球) 徳山大(中国地区大学野球)
河津尚幸 投手
4年 市川
左左
179cm
72kg
2年秋に防御率0.35でリーグ1位、最優秀投手。昨年の選手権では1回戦で7回5安打10奪三振の好投をみせた。 B 相本芳洋 投手
4年 華陵
右右
182cm
78kg
安定感のある143kmのストレートとスライダーで打たせて取る。2年生の秋に4勝1敗、その後も安定した実績。 B

 

福岡大(九州六大学野球) 京都学園大(京滋大学野球)
大木康智 投手
4年 中津南
右右
182cm
88kg
高校時代も注目され国学大を退学後に福岡大に再入学。149kmのストレートが魅力。 A 村井一輝 内野手
4年 京都外大西
右左
178cm
76kg
3年秋に打率.429で首位打者、4年生の春は2本塁打12打点でMVPを獲得。 C
齊藤翔平 投手
4年 延岡学園
右右
179cm
83kg
2年秋、3年春の先発でもフル回転。春はリリーフに専念し6試合に登板。腕を振り切って投げる145kmのストレートは魅力。 A
田中祐樹 投手
4年 沖学園
右右
174cm
68kg
小柄だが、144kmのストレートを叩きつけるような勢いのある投球が持ち味 B
梅野隆太郎 捕手
2年 福工大城東
右右
172cm
74kg
小柄だが高校通算24本塁打のパンチ力を持つ捕手。遠投115mの強肩。 B

 

道都大(札幌学生野球) 上武大(関甲新学生野球)
若杉健 投手
4年 留萌千望
右右
176cm
77kg
2年春にMVPを獲得するも大怪我を負う。3年秋に復活の完封勝利。プロも注目。 B 松永大介 投手
4年 九州学院
右右
185cm
80kg

2年春に6勝をマークもストレート135km前後では少々物足りない。

C
佐藤峻一 投手
3年 北見柏陽
右右
177cm
65kg
146kmを記録する速球派投手。リーグ戦でも6試合でわずか1失点、5勝0敗2完封と抜群の成績。 A 赤羽晋 投手
4年 創造学園大付
左左
184cm
75kg
130km台ストレートと多彩な変化球が持ち味。 C
加藤翔平 外野手
3年 春日部東
右両
181cm
78kg
俊足のリードオフマン、明治神宮大会では先頭打者ホームランを放つ。 B

 

大阪体育大(阪神学生野球) 四国学院大(四国地区大学野球)
松葉貴大 投手
3年 東洋大姫路
左左
180cm
73kg
148kmをマークする左腕でストレートの勢いでも勝負できるようになってきた。 B 竹田隼人 投手
3年 呉港
右左
179cm
75kg
昨年の選手権大会、東京ドームで最速146km、9回1イニングを2三振。リーグ戦では先発で4勝。 B
宮川将 投手
3年 大体大浪商
右右
183cm
83kg
147kmのストレートを持つ本格派。突然崩れる場面もあるが、見下ろして投げる時は手が付けられない。 A
松本敬弘 外野手
4年 東海大菅生
右左
178cm
78kg
1年生の春にいきなり4本塁打を放ったスラッガー。打率3割を越えるようになり、安定感を増している。 B
大畑建人 内野手
2年 神村学園
右左
174cm
79kg
高校通算38本塁打のスラッガー。勝負強さが持ち味。 C
この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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