法政大が推薦合格者を発表、玉熊将一投手、知久将人投手、大谷樹弘投手、三浦浩太郎投手、初瀬耕輔投手、金子凌也選手などが合格

大学野球ドラフトニュース2012年ドラフトニュース

 法政大は推薦合格者を発表した。北海の玉熊投手と札幌第一の知久投手、北海道を代表し、ライバルでもある投手が同じチームで戦うこととなった。また、日大三の金子選手は先輩・畔上と共に早大・吉永、明大・高山、慶大・横尾といった日大三優勝メンバーとの戦いが待っている。

 玉熊投手は1年生から北海を引っ張り、2011年は春夏連続で甲子園に出場し、選抜では準々決勝まで進出した。球速は最速でも140km前半だが、低めに丹念に投げられる安定感を誇る。テイクバックが極端に小さいフォームも特徴でバッターのタイミングを外す工夫もしているが、まずはひとまわりスケールを大きくするために力をつけて欲しい。バッターとの駆け引きは十分経験しているのだから。

 また知久投手は184cmの大型右腕、元々は東京出身だが札幌第一へ進んだ。伝家の宝刀と言っても良いスライダーを持っており、三振を奪える投手。こちらも最速は140kmでまずは力をつけて欲しい。

 作新学院・大谷投手は2011年夏の甲子園で2年生で大活躍を見せ、ベスト4進出に大きな役割を果たした。144kmの力のある速球をコントロール良く投げる事ができていたが、3年生になり大スランプに陥ると、投手として登板することもできなくなってしまった。プロも注目していたが早くより大学進学を決め、投手として復活を目指す。

 三浦浩太郎投手は170cmと小柄ながら147kmの速球を投げ、今年横浜DeNAドラフト2位で指名された三嶋一輝投手のリリーフエースの後継というような存在になるか。また初瀬投手は183cmの大型左腕で142kmの速球を投げる。制球を乱し四死球で自滅する試合もあり課題だが、良い時は完璧に抑える力を持っている。

 野手では高校2年生で夏の甲子園を制覇した日大三のメンバーとして活躍した金子選手が光る。今年の夏も出場を決め初戦の聖光学院戦では0-2の9回に意地のホームランを放った。勝利はならなかったが今年1年間は主将として昨年のメンバーが大きく抜けたことから苦労を重ねていた。それがバッティングにも影響した所もあった。18U世界選手権でもファーストで使われるも31打数4安打と苦しんだが、大谷翔平、藤浪晋太郎、北條史也、高橋大樹、田村龍弘などとプレーした経験は大きい。180cmで長打も期待できる大型遊撃手は先輩でもある畔上翔と共に、早稲田の吉永健太朗投手、慶応の横尾俊建選手、明大の高山俊選手といった優勝メンバーと戦っていく事になる。

 手崎選手もパンチ力十分の選手で主軸候補となりそうだ。

ポジション 名前 高校
投手 玉熊将一 北海
知久将人 札幌第一
大谷樹弘 作新学院
三浦浩太郎 三重
谷川宗 高松商
初瀬耕輔 鳥栖
捕手 森川大樹 桐蔭学園
柴田圭輝 東邦
木村昂平 如水館
内野手 杉本京太 鳴門
金子凌也 日大三
蔦直広 智弁和歌山
外野手 菊地新太 桐蔭学園
手崎椋介 至学館
米田伸太郎 智弁学園

 

 

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

yukiをフォローする
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする

コメント