藤浪晋太郎投手vs大谷翔平選手は、大谷選手が2安打記録、これからも長く続く対戦でお互いに成長した姿を見せて欲しい

選手コラム阪神球団ニュース北海道日本ハム球団ニュース2012年ドラフトニュース

 阪神ドラフト1位の藤浪晋太郎投手と北海道日本ハムのドラフト1位・大谷翔平選手の対戦が行われた。

 大1打席は藤浪投手が150km/h台のストレートで追い込み、変化球でレフトフライに打ち取ったが、第2打席は大谷翔平選手がうまくレフト前にはじき返すと、レフトの守備を見てセカンドを落とし入れる走塁のセンスを見せた。また第3打席もストレートを右中間にはじき返し、ゴロでフェンスに到達するする痛烈な打球を見せた。

 打撃のセンス、走塁のセンスも抜群なものがあった。まだ怖いもの知らずで果敢に向かっていっている結果だと思うが、それでもチーム唯一のマルチヒットを放ち、150km/h台のストレートも難なく攻略した。

 ただし、まだ始まったばかり。藤浪投手もストレートにこだわっているような雰囲気もあったし、何より初回に6-0と点差が開いてからの対戦でもあった。

 今後、大谷選手は厳しいインコース攻めや変化球ばかりの勝負など、プロの厳しさを味わう事になるだろうし、藤浪投手も4勝を挙げたものの、ストレートで三振を奪う事は難しくなってきており、甘いストレートを打たれる場面も増えてきている。球のキレやコントロールなどが求められ、1段上のピッチングをしなければならないだろう。

 これからも二人の戦いは行われる。その時、二人が一歩一歩階段を上っていっている姿を見せ合って、名勝負がさらに名勝負となるように期待している。またそれが楽しみだ。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

yukiをフォローする
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする

コメント