阪神、外れ1位か2位で大阪桐蔭・森友哉捕手を指名へ

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 阪神の中村GMは大阪桐蔭の森友哉捕手を外れ1位、または2位指名で指名したい方針を明らかにした。

ドラフト2位での指名が理想

 中村GMは森友哉捕手について「森は捕手として考えている。転向して三塁で使うとかは一切考えていない。」と話し、捕手として高く評価した。阪神はドラフト1位で即戦力投手の指名を決めており、ドラフト2位で捕手の指名を目指している。2位までに森友哉選手が残っていれば理想のドラフト会議となる。中村GMも「残ってくれるかな。関東の球団はどこも1位はないんでしょう」と残っている可能性にかけている様子を見せた。

捕手としての可能性

 森友哉捕手は2年生の時に藤浪晋太郎投手をリードし甲子園春夏連覇を達成すると、3年となった今年も春夏の甲子園に出場し、夏は2打席連続ホームランなど3本塁打を記録した。さらに18Uワールドカップの代表としても2年連続で正捕手としてマスクをかぶり、好成績を残した。

 これだけの実績を残し、多くの球団がドラフト1位候補としてマークをしていたが、捕手として身長が170cmと小柄で、送球も高校2年時にはワンバウンドで捕球してセカンドで刺すなど良い送球が見られたが、最近は送球がそれたりといった事も多く、捕手として大成するには時間がかかるという意見もある。打撃に関しては天才的な物があるだけに、それを活かして三塁でという声も聞かれる。

阪神2位指名の可能性は

 今のところドラフト1位指名については投手の指名を予定している球団が多い。森友哉捕手を注目してきた埼玉西武や巨人も投手指名の可能性が高くなっている。その中で中日は谷繁監督が就任し、投手一本から将来性を意識したドラフトに変わったことから1位指名の可能性がある。

 また2位では捕手の指名を検討している球団が多く、福岡ソフトバンク、中日、千葉ロッテ、埼玉西武は捕手の指名の可能性がある。阪神は指名順がこれらの球団の後になる事から、梅野隆太郎捕手、嶺井博希捕手、若月健矢捕手、桂依央利捕手、内田靖人捕手など候補がいるとしても森友哉捕手が残っている可能性は低いと見られる。

全体では5人、ドラフト1位以外は円卓会議で

 ドラフト1位では九州共立大・大瀬良大地投手かJR東日本・吉田一将投手の指名となる。また中村GMは「MAXで5人」と話し、「1位以外は円卓勝負」と話した。候補者が少ないと見られる今年のドラフト会議で5人を指名できれば、阪神は成功のドラフトといえる。2位で森捕手を獲得できずに3位以降を繰り上げた場合には4人と少なめの指名となりそうだ。

「森は捕手で勝負」中村GM明言  - デイリースポーツ紙面:2013/10/19

 

阪神外れ1位森  - ニッカンスポーツ紙面:2013/10/19

 

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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