東北楽天、ドラフト2位の小野郁選手を二刀流に

東北楽天ドラフトニュース2014年ドラフトニュース

 東北楽天の大久保監督がドラフト2位で指名した小野郁投手について、「二刀流」で育てる方針であることを明かした。

153km/hに25本塁打

 小野郁投手は高校2年生の秋には150km/h近い速球を投げて注目されたものの制球難もあり、逆に鋭い打球を放つバッティングを評価し、新庄2世と話すスカウトもいた。3年生になると最速153km/hの速球は徐々に落ち着き始め、投手として評価されたものの、通算25本塁打の打撃に関しても捨てがたいという評価をされていた。

 ドラフト2位で指名した東北楽天の大久保新監督は、「本人の意思もあるけど、自分としては二刀流ができたらと思っている。モデルケースとして確立すれば、将来的にそういう選手が楽天に来たいと思うかもしれない」と話した。

 北海道日本ハムの大谷翔平投手が二刀流に挑戦し、球団側もトレーニングや試合での起用に関するノウハウを積み重ねている。東北楽天でも小野投手はもちろん将来そのような選手が来た時のためになるということのようだ。

 

ギリギリまで野手か投手かで悩む

 東北楽天は日本人の主軸打者がいない事が課題となっている。そして今年のドラフト会議でも1位では智弁学園の岡本和真選手とギリギリまで悩み、安楽智大投手を指名した経緯もある。

 安楽投手も長打力を持っているが、ドラフト2位の小野郁投手もスラッガーとしての可能性を残す事で、状況次第ではチームの主軸を任せる事になるかもしれない。

 「本人の意思もあるけど、自分としては二刀流ができたらと思っている。モデルケースとして確立すれば、将来的にそういう選手が楽天に来たいと思うかもしれない」

 小野について振られると、秋季練習を見守っていた指揮官の目が輝いた。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
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