高校野球、来年の春季地区大会のみでタイブレーク導入

高校野球ドラフトニュース

 高校野球連盟は来年春の地区大会(全国9地区)からタイブレークを一律で導入することを決めた。夏のシード権に影響する春季都道府県大会での導入は見送られた。

地区大会のみから

 高校野球連盟は投手の故障の原因と考えられる1試合の球数を減らす取り組みの一つとして、今年夏にタイブレークの導入の方針を打ち出しアンケートを取っており、過半数がタイブレーク導入を支持するという結果となっていた。

 甲子園大会に直結しない春季大会の都道府県大会、地区大会で導入を目指していたものの、都道府県大会では反対意見も見られ、まずは地区大会のみで一律導入する方針を決め全会一致で決定した。地区大会では既に関東、北信越でタイブレークが導入されている。

 春季大会の地区大会は夏の予選のシード権に影響が出てくるため反対があったのだろう。春季地区大会は甲子園につながるものは無く、選手の経験の場や力試しの場となっている。

 ちなみに秋季大会は地区大会での勝敗がセンバツの選考に大きく影響する。

 

イニング、方式などは来年1月に決定

 タイブレークの導入にあたり、延長何回からタイブレークとなるのか、またその方式は大会によってバラバラとなっている。方式ではノーアウト満塁、1アウト満塁、ノーアウト1,2塁などがあり、また打順もどこからはじめて良いのか選択する権利があるのかないのかなどがある。

 導入回、方式については1月22日に高野連の懇談会で話し合いを行い、1月末までに決定する。

 今月15日の各県高野連との懇談会では導入反対意見が散見し、一斉導入を断念。この日の理事会では、既に関東と北信越で採用されている地区大会のみで実施する修正案を再提案、全会一致の賛成を得た。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
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