強くなって帰ってくる!東農大生産学部、慶應大に惜しくも敗れる!

選手コラム2014年ドラフトニュース

 全日本大学野球選手権、2日目は1日目に横浜商大を下して勝ちあがった東農大生産学部が慶應義塾大とぶつかった。

 先発の飯田投手が1回に1アウトも取れず1失点、ランナー1,2塁でバッターは4番伊藤隼太、この場面で1戦目に先発し5回まで1安打に抑えた1年生の玉井大翔投手がマウンドに上がった。伊藤に対し得意のスライダーを投げるも伊藤は反応せず、1振りもせずにファーボールをだしてしまい、その後、押し出しで1点を失う。

 しかしそこからが並の1年生ではない。旭川実高校時代に鈴木駿平(現立正大)と成瀬功亮(2010年巨人育成6位)という同学年のエースがいたため登板機会を得られず悔しい思いをした投手は、慶應大学を8回まで、4安打1失点に抑えた。伊藤隼太には完敗と言って良い。しかし、この大舞台での活躍は将来を期待させるのに十分だ。

 9回には伊保内高校で、147kmをマークしドラフト上位候補に名前が挙がっていた、同じく1年生の風張蓮投手が登板、2四球に1失点と苦いマウンドとなったものの、大舞台を体験した。他にもメンバー入りしている25人中1年生は10人、しかも1回戦のスタメンでは捕手・池沢佑介、ファースト・丹野貴章、センター・福原健太、DH・亀澤英晃、投手玉井大翔と5人の1年生が名前を連ねた。

 来年、2年後、3年後、全国の舞台での活躍を予感させる、今回の戦いぶりだった。

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    yuki

     1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
     雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
     2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
     また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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