【更新】東洋大・藤岡貴裕投手、選手権タイ記録の19奪三振

選手コラム

 大学BIG3の一角、東洋大・藤岡貴裕投手が登場した。相手は昨日京都学園大戦で6-0で快勝している福岡大。

 序盤、藤岡投手の投球は球速が出にくい東京ドームで147kmを記録するなど、ストレートに力がこもっていた。1回は3三振、2回も2三振、しかし3回、2者連続奪三振で三振数は8人から7つと驚異的なペースで進んだが、そのあとセンター前ヒット3連打で1点を失った。
 4回、先頭打者を四球で出すと、ファーストのバント処理の失敗でランナー2,3塁とし、続くバッターのスクイズを外したものの、ランダウンプレーで捕手が走者にミットをはじかれてボールを飛ばされてしまい、また1点を失った。その後は3者連続三振で4回打者12人で奪三振は11、しかし2失点。

 一方、福岡大の大木康智投手は一度、國學院大に入学しプレーし、東都リーグで5試合に登板した経験を持つ。その後退学し、1年後に福岡大に再入学した。
 その想いもあってか、144kmのストレートでポンポンとストライクを取りゴロを打ち取ってゆき、4回には3三振を奪いノーヒットに抑える。

 2-0となっているのは何なのかというと、ピッチングができていたかできていなかったかという事。藤岡投手はすごいストレートを投げていたし、鋭いスライダーを投げていたが、ピッチングではなかった感じがします。少々熱くなっていたところが見えました。

 5回に入ると3番でドラフト候補の鈴木大地選手がホームランで同点に追いつきました。東洋大の捕手が岡選手に変わると、ストレートは140km前後に押さえてスライダーをたくみに使うピッチングとなり、5回以降はヒット1本に抑えました。それでも三振は奪い続け9回で19奪三振、選手権では2005年に近大の大隣憲司投手(2005年福岡ソフトバンク自由枠)が上げた19奪三振に並ぶ記録となりました。

 この試合で、藤岡投手の悪いところも見えました。それでも、最終的には凄いピッチングにしてしまう、やはりドラフトの超目玉です!

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