広島ドラフト1位、岡田明丈投手が仮契約、持続して成長できるか注目

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広島はドラフト1位で指名した大商大・岡田明丈投手と、契約金1億円、出来高5000万円、年俸1500万円の最高条件で仮契約した。

1年間で評価急上昇

岡田明丈投手は最速153キロを記録する右腕投手だが、昨年春まではほとんど名前を聞かない投手だった。3年秋に148キロを記録し2勝2敗の成績を残すと、今年春のリーグ戦前のオープン戦で多くのスカウトが集結するなど注目を集めた。そして春のリーグ戦で4勝0敗、31回1/3イニング連続無失点など防御率0.57という成績を残し、大学野球選手権では150キロを記録してドラフト上位の評価を確実なものとした。

その後も関西5リーグオールスターで153キロを記録すると、秋も5勝0敗でリーグ制覇を果たし、巨人、阪神、中日などがドラフト1位候補に挙げ、広島が単独1位指名を決めた。

明治神宮大会への代表を決める関西地区大学野球選手権で失点を重ね、勢いとしては巨人がドラフト1位指名をした桜井俊貴投手の方が話題となっているが、大学の1年間でドラフト1位指名となった成長の角度は岡田投手の方が急激だといえる。

急成長した選手は、それを持続し続けるかが課題となる。積み重ねがまだ浅いため、一度迷うと見失ってしまう事も少なくない。来年はすぐに1軍で登板するよりも、とにかく今年のフォームを徹底的に刷り込むようにして、ベースをしっかりと作り上げたうえでさらに上に重ねるような成長を見せてほしい。

2015ドラフト全指名選手 | ドラフト会議ホームページ2015 Draft home page

岡田明丈 | ドラフト会議ホームページ2015 Draft home page

契約金1億円プラス出来高5000万円、年俸1500万円で合意した右腕は「リーグ優勝に貢献し、日本を代表する投手になりたい」と抱負。将来的にはメジャー挑戦も視野に入れており「やってみたい思いはある。黒田さんに話を聞いてみたい」と目を輝かせた。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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