福岡ソフトバンク退団選手の進路

福岡ソフトバンク球団ニュース

福岡ソフトバンクより戦力外となり、自由契約または任意引退をした選手の進路をまとめます。

福岡ソフトバンクの自由契約・任意引退選手の進路

選手名 守備 通算成績 ドラフト 出身 進路
松中信彦 内野手 1780試合打率.296、352本塁打 1996年ドラフト2位 新日鉄君津 現役続行希望
帆足和幸 投手 267試合90勝65敗1S 2000年ドラフト3位 九州三菱自動車 ソフトバンク打撃投手
日高亮 投手 86試合5勝3敗 2008年ドラフト4位 日本文理大付-ヤクルト 現役続行希望
細山田武史 捕手 203試合打率.171、25打点 2008年ドラフト4位 早稲田大-横浜 トヨタ自動車
勧野甲輝 内野手 1軍出場なし 2010年ドラフト5位 PL学園-楽天 九州三菱自動車
北方悠誠 投手 1軍登板なし 2011年ドラフト1位 唐津商-横浜DeNA BC・群馬
大滝勇佑 内野手 1軍出場なし 2012年育成ドラフト2位 地球環境 現役引退
宮崎駿 外野手 1軍出場なし 2012年育成ドラフト4位 三重中京大 現役引退
中村恵吾 投手 1軍出場なし 2014年育成ドラフト8位 BC・富山 シンセリティー硬式

 

松中信彦選手は1996年のアトランタオリンピックの4番打者として、決勝のキューバ戦では一時同点に追いつく満塁ホームランを放つなど活躍した。ヤクルトなどがドラフト1位候補として獲得を狙ったものの、逆指名制度により2位で福岡ダイエー入りした。ドラフト1位は井口選手、ドラフト3位は柴原選手と、他球団が1位で狙っていた野手3人を獲得し、逆指名制度について一石を投じる指名となった。プロ入り後は期待通りの活躍を見せ、主軸として強豪チームへ導いた。

帆足投手は社会人時代もコントロールはあったものの球速もなく、都市対抗へは三菱重工長崎の補強選手として出場していたが、目立ったものは感じられなかった。しかし西武はドラフト3位で獲得をすると4年目に10勝、5年目に13勝を挙げ、左の先発ローテーションの一角として活躍した。スカウトの見る目のすごさを感じさせる指名だった。

日高選手は182cmの右腕で144キロを投げ、3年生でフォークボールを解禁すると試合2ケタ奪三振も多く、7球団のスカウトが注目をしていた。4年目の2012年に66試合に登板し15ホールドを記録したが翌年は2試合の登板に終わった。

細山田選手は鹿児島城西高でドラフト候補捕手として注目され、早稲田大では入学してきた斎藤佑樹投手を先輩として好リードし日本一にも貢献した。打撃に課題があったものの巧みなリード光り、2009年に88試合、2011年も84試合に出場しレギュラーをつかみかけたが、FAで鶴岡捕手が移籍し、またドラフト2位で高城俊人選手が加入したことでその後1軍出場はなくソフトバンクに育成選手で移籍、ソ今年4月に支配下登録され1軍の試合12試合にも出場した。

勧野選手はPL学園に入学すると1年生で4番を打ちホームランを量産、また名前も甲子園で輝くことを期待され甲輝とつけられた事で話題となっていた。しかしその後は故障により活躍ができず甲子園出場は2年春の1回だけだった。ドラフト会議でも故障が多く指名が危ぶまれたが主砲を育てたい楽天が指名したが、プロ入り後も故障もあり活躍はできなかった。

北方投手は唐津商時代、150キロを超す速球が注目されたが制球力に課題があった。それでも甲子園では安定した投球を見せ評価が挙がっていた。ドラフトでは藤岡貴裕投手の抽選を外した横浜が外れ1位で指名、西武など他球団も狙っているという情報があっての1位指名だった。2年目秋に台湾で行われたウインターリーグで158キロを記録し中畑監督も期待の選手に挙げていたが、翌年春のキャンプではその勢いも失われ、その後、ファームでコントロール矯正のためにサイドスローにしたところ球速も全く出なくなっていた。

大滝選手は定時制高校の地球環境高で1年生から4番を打ち甲子園に出場、ドラフトでも指名され、定時制初の甲子園出場とプロ野球選手となった。プロでは肘の再建手術を行うなどしたが3年で1軍出場はできず戦力外となった。

宮崎選手は三重中京大で則本昂大投手などとともに大学野球選手権に出場し活躍した。ジブリの映画監督・宮崎駿氏と漢字も同じでドラフト時は話題となった。プロでは結果は残せなかった。

中村選手はBCリーグで2014年に34試合に登板し防御率4.28だったが、素質の良さを評価してソフトバンクが育成ドラフト8位で指名した。しかし2015年はファームで4試合に登板し防御率は7.36と結果を出せず1年で戦力外となった。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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