創価大・田中正義投手が侍ジャパン辞退!疲労で調子上がらず

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侍ジャパンのトップチームは、3月5日、6日に台湾と強化試合を行うが、招集が確実とみられていた創価大・田中正義投手が出場を辞退することが分かった。

疲労で調子上がらず

昨年12月の侍ジャパンの会議で、トップチームの小久保監督がアマチュア側から選手を招集することを承諾され、田中正義投手の招集に着々と進んでいた。

創価大の田中正義投手も侍ジャパントップチームで投げることを意識し、1月にブルペン入りするなど例年よりも早めの調整を行っていた。しかし先週あたりから疲労を見せ始め、調子が思うように上がってこなかったようで、周囲と相談して出場を辞退することを固めたという。

しかし調子が良い悪いという事で自ら辞退をするというのはなかなか考えにくい。代表メンバーが15日に発表されるとはいえ、まだ3週間ほど時間がある。この時点で調子が悪くて辞退するというのは、よほど状態が悪いのではないかと想像する。または痛みなどがあるのではないかとも推測してしまう。

 

注目される1年を乗り切れるか

田中投手は今年はドラフトの超目玉として注目される日が続く。そして、3月の侍ジャパンから始まり、春のリーグ戦、大学野球選手権、侍ジャパン大学代表として日米大学野球、秋のリーグ戦と1年間投げ続けなければならない可能性もあった。

チームの主将となり勝利へのプレッシャー、そしてドラフトの超目玉としての期待によるプレッシャーなど様々なものが、本人は影響ないと思いながらも微妙に投球練習に力が入ったりしてしまい、それが重なっていくことになる。

今のままいけば、野茂英雄投手クラスの評価を受けてドラフト会議を迎えるが、故障をしたり今年の状態が大きく崩れてしまうと、その評価もややトーンダウンしてしまう。

いずれにしても将来がある大切な身体なので、無理はしないでほしいし、周囲も配慮が必要だと思う。そういう意味で今回の侍ジャパンの辞退は、残念ではあるものの個人的にはホッとしている。

2016年度-大学生投手のドラフト候補リスト

正義、侍辞退へ 日刊スポーツ紙面 2016/2/13

 

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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