佐々木朗希の160キロを受けた及川恵介捕手は新しい道へ

2020年ドラフトニュース

昨年、大船渡高校の163キロ右腕・佐々木朗希投手と共に注目されたのが、その球をピタ受けした及川恵介捕手だった。

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140キロフォークもしっかり止める

佐々木朗希投手の映像がテレビなどで何度も放映されるたびに、捕手の及川恵介選手のキャッチングも話題となった。160キロのストレートの後の140キロのフォークもしっかりと止め、セカンドまで1.9秒台の強肩もあり、注目された。

しかし及川捕手は、大学に進学をしたものの「野球は、やめました」と話す。「自信がないんです。160キロを捕れるのうりょくがあるからいい選手というのは違うと思いますし。大学野球はやっぱりレベルが高いし、県内でうまかったからとかはあまり関係ないのかなと思います」と話した。

昨年の岩手大会、決勝まで勝ち進んだ大船渡高校だったが、決勝では佐々木投手が登板せず、甲子園を目の前に敗れた。もし、甲子園に出場していたら人生が変わったかもしれない選手がいたと思うが、及川選手もその一人だと思った。

しかし、「朗希がいたから甲子園に行けそうって思える中で高校野球ができて良かった」と話す。そして今年はその甲子園大会自体がなくなり、昨年の及川選手とは違った形で甲子園が遠くなってしまったが、その後輩たちに「100%納得いく形というのは難しいと思うけど、自分が納得いく形に近づけてほしい」とエールを送った。

及川さんは「少子高齢化の進む街で、高齢者に生きがいを感じられるような街づくりをしたい」という新たな道へと進む。及川選手がいなければ、佐々木朗希投手はここまでになっていなかった。二人は離れていてもバッテリーだ。テレビで佐々木朗希投手の投球を見ながら、力強く進んでいく。

「野球は…やめました」相棒に夢託し、わが道歩く「恵ちゃん」 日刊スポーツ紙面

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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