社会人野球のENEOSが21日、川崎市のグラウンドで練習を開始した。力のある新人5人も練習に参加し、それぞれの意気込みを見せた。
12度目の都市対抗制覇へ
ENEOSはこれまで11度の都市対抗優勝を誇る名門で、昨年には3度の都市対抗優勝に導いた大久保監督が復帰した。主将の川口選手は「都市対抗と日本選手権の2冠」を今年の目標に掲げた。
高い目標を持つチームに有望な新人選手5人も参加した。早稲田大で主将だった丸山壮史選手は「持ち味の泥臭さと勝負強さで、信頼される選手になって、優勝に貢献したい」と話すと、花咲徳栄で夏の甲子園で優勝、東北福祉大で大学選手権優勝を経験した綱脇慧投手も「持ち味は、コントロールの良さで試合をつくるところだと思う」と話し、早くもフルペンで捕手を座らせて30球を投げた。
また、横浜市立大出身で右のサイドハンドの遠江颯太投手は、「左打者は大好き・勝てる野球をしたい」と対左打者の秘密兵器として期待され、144キロ右腕の青森大出身の三野宮協太投手も「真っすぐで抑えていきたい」とキレの良いストレートをPRする。
そして、横浜商大で154キロの球を投げて注目された飯田琉斗投手は、「真っすぐとフォークでチームを勝たせる投手になりたい」と話す。試合では制球に苦しむ場面も見せたりしていたが、制球が安定した時のピッチングは凄い。社会人では勝利に貢献できる投手として活躍を期待したい。


〝ルーキー〟たちも負けじと奮起を誓った。早大の主将を務めた丸山壮史内野手(22)は「持ち味の泥臭さと勝負強さで、信頼される選手になって、優勝に貢献したい」とただ一人の新人野手として決意を表明。埼玉・花咲徳栄高時代に夏の甲子園大会で優勝し、東北福祉大では全日本大学選手権制覇を経験した右腕・綱脇慧投手(22)は、ブルペンで捕手を座らせて30球を投げ「持ち味は、コントロールの良さで試合をつくるところだと思う」と自己PR。
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