盛岡中央の齋藤響介投手が今年初の公式戦に登板し、143キロのストレートで5回10奪三振の快投を見せた。この試合には4球団のスカウトが視察し、千葉ロッテ、東北楽天のスカウトが評価をしている。
5回10奪三振
春季高校野球岩手大会の盛岡地区予選1回戦、盛岡南戦で先発した盛岡中央の齋藤響介投手は、先頭打者から三振を奪うと、5回まで10個の三振を奪った。143キロのストレートとスライダー、そして昨年まで投げていなかったフォークとチェンジアップを投げた。「速い球だけでなく、打者を見ながら試合をつくれるようになった」と話した。
チームは新型コロナの影響を受け、3月30日から4月8日まで活動休止となり、十分に練習ができなかった。対外試合ができたのはこの大会の2週間前から、土日で4試合を積んでの今年初の公式戦だった。齋藤投手は「今日は少しバランスが悪かった」と話した。
そして、「少し高めに浮いた球を振ってくれた感じだった。次はゾーンでの三振を増やしたい」と反省も口にし、まだまだ満足する投球ではなかった。それでも5回2安打10奪三振無失点と力を見せた。
それでも、この日視察した4球団のスカウトのうち、2球団が齋藤投手の投球を評価した。
千葉ロッテ・榎スカウト部長:「この時期に140キロを超える球を投げている。伸びしろやポテンシャルを感じる」
東北楽天・益田スカウト:「まだまだ。これからもっと上がっていくでしょう」
「春に150キロを出したい」と話す齋藤投手、まずは初戦で投球の感覚を掴み、徐々に力を見せてゆくことになりそうだ。

スタンドには4球団のスカウト陣が視察。ロッテ・榎康弘スカウト部長は「この時期に140キロを超える球を投げている。伸びしろやポテンシャルを感じる」、楽天・益田大介スカウトは「まだまだ。これからもっと上がっていくでしょう」と評価した。

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