近江の148キロ二刀流・山田陽翔選手が、センバツ後初の実戦登板をし、9回7安打2失点で完投勝利した。阪神のスカウトが評価をしている。
大阪桐蔭戦以来
センバツの決勝の大阪桐蔭戦で、自ら交代を申し出たマウンドから約1ヶ月、近江の山田陽翔投手が実戦登板に復帰した。
センバツでの登板の影響により野手に専念をしていたが、この日の春季高校野球滋賀大会の準決勝・綾羽戦の4日前に監督から登板を告げられ、投球の練習を再開していた。
この日は3回まではパーフェクト投球、4回に3安打で失点をしたものの、その後は落ち着いて抑えていく。最速は144キロを記録し、9回119球を投げて7安打10奪三振2失点で完投、7−2でチームに勝利をもたらした。
「1カ月ぶりぐらいだったがパワーで押し切れた。課題も出たので、50点ぐらい」と話す。疲労のない中で力で押す投球を見せられた。また打撃でも4番を打ち2安打3打点の活躍だった。
この日は3球団のスカウトが視察し、阪神の筒井スカウトは「順調に成長している。圧倒的な投球ではないが、ピンチになっても崩れない。球種も多彩で崩れない。打撃でも積極的にスイングして、試合を支配している。これだけ投げられるから体は全く問題ない。両方で見ていく」と評価した。
夏の大会のシード権を獲得し、近畿大会出場も決めた。近畿大会で登板するかはわからないが、最後の夏に向けて二刀流が動き始めた。

ネット裏には3球団が熱視線を送り、阪神の筒井スカウトは「順調に成長している。圧倒的な投球ではないが、ピンチになっても崩れない。打撃でも積極的にスイングして、試合を支配している」と評価した。

バットでも4番としての役割を全う。初回1死一、三塁の好機で先制の左前適時打を放つなど勝負強さを発揮した。視察した阪神・筒井スカウトは「これだけ投げられるから体は全く問題ない。(投手と野手の)両方で見ていく」と評価した。



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