大学野球選手権出場を決めた富士大、エースの金村尚真投手は、「全国で勝たないとプロの評価にならない。プロに行く以上、1位で行きたいという思いはあります」と話した。
代表候補合宿で
金村尚真投手はリーグ通算21勝を挙げている富士大のエースで、最速150キロの速球と共に、90キロ台のカーブなど多彩な変化球を織り交ぜることができる。
その投球は昨年冬の侍ジャパン大学代表候補合宿でも、紅白戦の初戦の先発としていの一番に投球し、立教大の山田選手など居並ぶ全国屈指の打者を相手に2回パーフェクトの投球を見せた。「凄い選手に通用すると分かって自信になった」と話した。
また、同じく注目される日体大の矢澤宏太投手からはスライダーの投げ方を教わり、試行錯誤して自らのスライダーに改良して習得し、この春は武器を増やしてリーグ戦でも結果を残した。
昨年春はノーヒットノーランを達成するなど、リーグでは圧倒的な成績を残しているものの、「全国で勝たないとプロの評価にならない。プロに行く以上、1位で行きたいという思いはあります」と話す。6月6日開幕の全日本大学野球選手権に向けて、勝負をかける。
体もそれほど大きくなく、ストレートも力で圧倒するようなタイプではないが、一つ一つの球の質や精度の良さがあり、実戦タイプの投手としてドラフト2位くらいで指名され、来年のプロ野球で結果を残して、指名して良かったとファンが喜ぶ投手になりそうだ。


プロが喉から手が出るほど欲しい「即戦力投手」だ。最速150キロを誇る右腕は、カットボールや90キロ台のカーブなど多彩な変化球でコーナーを突き、先発投手としてゲームをつくる能力にたけている。昨年12月に松山市で行われた大学日本代表候補合宿では紅白戦に先発し、2回を完全投球。今秋のドラフト上位候補に挙がる立大・山田健太内野手(4年)からは直球で空振り三振を奪い「凄い選手に通用すると分かって自信になった」と手応えを得た。
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