巨人が10月20日に行われるドラフト会議で、高松商の浅野翔吾選手を1位指名する可能性があると報じられている。
高校生外野手の1位での入団は初
巨人は浅野翔吾選手についてこれまで水野スカウト部長が「期待通りの打撃。プロに入ってどこまでやるのか見てみたい選手」と絶賛しており、U18代表として8月30日の立教大との練習試合でも岸スカウトが「初打席から安打を打てるのはさすが。チームを引っ張らないといけないという姿勢もあって声も出ていた」と評価、アメリカで行われるU18W杯にも岸スカウトが視察のために派遣される。
巨人は2017年に清宮選手、村上選手を1位指名したものの抽選で外れ、また2020年にも佐藤輝明選手を1位指名したものの外れて、それぞれ即戦力右腕投手の指名へと変更している。ドラフト上位でスラッガータイプの選手の指名は、2014年の岡本和真選手以来ない状況となっている。
岡本選手も球界を代表するスラッガーとなる中で、FAで獲得した丸選手、中田翔選手を獲得し4番で起用しているが、中田選手も33歳とベテランの域に入っており、岡本選手と並ぶようなスラッガーの獲得は補強ポイントとなる。また、外野手も丸選手と外国人2人が並ぶ形となっているが、丸選手以外は固定されていない。
巨人が高校生野手を1位で獲得すれば、松井秀喜選手も入団時は内野手だったため、史上初となる。浅野選手は高校NO.1スラッガーとして他球団も1位指名の可能性があり、まずは縁があるかどうかということになりそうだ。



身長は1メートル71ながら広角に長打を量産するパワフルなスイングが浅野の最大の魅力。外野手として俊足を生かした守備範囲の広さと、強肩も兼ね備える。2年生だった昨夏の甲子園でも注目を集めていた逸材は今夏の佐久長聖戦で2打席連続アーチ。水野雄仁スカウト部長も「期待通りの打撃。プロに入ってどこまでやるのか見てみたい選手」と絶賛していた。球団は主将としてチームをけん引するリーダーシップや、注目されるようになっても変わらない謙虚な人間性も高く評価する。
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