社会人野球日本選手権の関東代表決定戦が始まり、茨城日産の154キロ左腕・入江空投手が登板すると、視察した中日、阪神、オリックス、東京ヤクルトなど7球団のスカウトが視線を送った。
「腕が振れていた」
入江空投手はこの日のセガサミー戦で6回から登板すると、146キロのストレートとスプリットなどで2回0/3を投げて1安打1四球で無失点に抑えた。
入江選手は社会人1年目の昨年に左腕で154キロを記録して注目された。しかし、社業も忙しくなり、「残業があったりで、練習ができずに3日前もキャッチボールをする時間もなかった。」と話し調子を落としていた。
それでも「少ない時間の中で、できることはやってきていた」と、この日は上向きの投球で「球速が出なくなって、ネガティブになった時期もありますが、気持ちも上向きになった。カットボール、ツーシームが使えるようになった。球速は戻っていないが球質はよくなった」と話す。
この日は7球団のスカウトが視察、
中日・米村シニアディレクター:「この前よりもしっかり腕が振れていた」
東京ヤクルト・丸山スカウト:「都市対抗予選の頃より、変化球のコントロールがよかった」
と評価し、夏前の段階よりも良くなっていると評価した。
154キロ左腕というのはやはり魅力がある。この日は試合に敗れ、日本選手権の予選も終わってしまったが、プロ側も練習に訪問したりと状態の確認を続けていくのではないかと思う。
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入江は「球速が出なくなって、ネガティブになった時期もありますが、気持ちも上向きになった。球速は戻っていないが球質はよくなった」と復調をアピール。入社1年目に自己最速の154キロを出したが、社業も忙しくなり、次第に調子を落としたが、今秋ドラフトの数少ない左腕候補。中日の米村シニアディレクターは「この前よりもしっかり腕が振れていた」と評価した。
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ヤクルト・丸山スカウトは「都市対抗予選の頃より、変化球のコントロールがよかった」と話した。
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