大商大の2年・渡部聖弥選手が大阪学院大との2連戦で3本塁打を放ち、視察したオリックスのスカウトが驚嘆した。
広陵高校時に注目
渡部聖弥選手は大阪学院大との1戦目で8回にレフトオーバーの3ランホームランを放つなど4打数3安打を記録すると、2戦目には3回にライトオーバーの2ランホームラン、そして5回にはバックスクリーン右下に推定125mの3ランホームランを放った。
これでリーグの1シーズン最多本塁打の4本塁打(佐伯貴弘選手など8人)に、あと1と迫った。この2戦3本の本塁打に、視察したオリックスの谷口スカウトは「すごかった。低い打球であそこまで飛ばすとは。金属バットで打ったような打球」と驚きの表情を見せた。
渡部選手は広陵高校出身で、明治大で今年春に首位打者に輝いた明治大の宗山塁選手と同学年、高校通算30本塁打のパンチ力と50m6.0秒の足、遠投110mの肩が注目された。
大商大に進むと、2年生となった今春のリーグ戦で4番を打って首位打者を獲得、この秋は4試合で16打数9安打10打点、打率.563となっている。渡部選手は現時点でリーグ通算4本塁打だが、「佐藤輝明さんの本塁打数を超えたい」と話し、関西学生リーグで佐藤選手が記録した14本塁打を超える事を目標としている。
2024年のドラフト1位候補として各球団が注目する選手になりそうで、明治大の宗山選手もショートとしてドラフト1位指名の可能性が高く、広陵高校出身選手が1位指名で並ぶことになりそうだ。

17日の大院大戦の8回には左越え3ランをマーク。3方向に打ち分け、4打席3発とヤクルト・村上級の量産だ。視察したオリックスの谷口スカウトは「すごかった。低い打球であそこまで飛ばすとは…。金属バットで打ったような打球」と驚嘆。「肩も足もある」と2024年のドラフト1位候補に挙げた。富山陽一監督(57)は「谷(佳知)みたいな感じ。パンチ力があり、逆方向に打てる」とOBの元巨人外野手になぞらえた。
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