横浜DeNAはドラフト4位で指名した京都国際の森下瑠大投手と、契約金3700万円、年俸510万円で仮契約を交わした。背番号は36となった。
投手に専念
森下瑠大投手は京都国際で2年時の甲子園でチームをベスト4に導く投球を見せてブレークし、今年のドラフト上位候補にの名前が挙がっていた。しかし、その夏の投球の影響もあってか、今年は左腕の状態が良くなかったり、センバツの前にチームで新型コロナの感染が広がって出場を辞退するなどしていた。
それでも今夏は京都大会の準決勝・乙訓戦でリリーフで復帰登板をすると、3回を無失点に抑える好投を見せ、決勝の龍谷大平安戦では先発して6回4安打1失点、本調子では無かったものの失点を抑える筋の良さを見せていた。
出場した夏の甲子園では3回4失点、今年1年間は本調子の投球は見せられなかったものの、ドラフト会議ではドラフト中位から上位での指名が予想されており、横浜DeNAがドラフト4位で指名した。
投げられない間には4番打者として出場し、素晴らしい当たりのホームランを放つなど、打撃も注目されていたが、プロでは投手に専念するかを聞かれ、「そういう気持ちです」と話した。
出場を辞退したセンバツでは、入れ替わりで出場した近江が準優勝、山田陽翔投手が素晴らしい投球を見せており、埼玉西武のドラフト5位で指名された。森下投手は「ずっとライバル視というか、一番いい投手だと思っているので、プロでも負けないように頑張っていきたいと思います。」と話し、ライバルとして成長していくとした。
「仕事として実感が湧いた。億プレーヤーに憧れているので、早くそこまでいきたい」と話し、「チームの左投手を引っ張る存在になれ、と言われた。期待に応えたい」と話す森下投手、かなり負けず嫌いの性格が見えるが、チームでは主力クラスに今永投手、東投手、濱口投手などがおり、育成クラスにも高田琢登投手、松本隆之介投手などがいる。
チームの左腕投手との1軍枠をかけた争いを勝ち抜いていく力があると思う。




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