明治神宮大会高校の部決勝では、大阪桐蔭が広陵に6−5で逆転勝利し、大会史上初となる連覇を成し遂げた。
エース・前田投手が6回から登板
大阪桐蔭は大型右腕の南恒誠投手が先発をしたものの、2回に味方のエラーなどで3失点し降板、その後も2失点するなど、4回まで0−5と点差をつけられた。しかし5回に攻撃陣が火を吹いて5点を奪い同点とすると、6回に1点を勝ち越した。
そして6回からはエース前田悠伍投手が登板する。準決勝で161球を投げており、西谷監督はこの日は起用するつもりは無かったが、5回からブルペンに入って投球を開始し、「投げさせろ的な顔で見ていた」とアピールをしていたという。
その前田投手は中2日あったものの疲労も残っており、毎回ランナーを出す投球となった。それでも要所で7つの三振を奪い、4回3安打7奪三振無失点に押さえて優勝につなげた。「夏の甲子園で悔しい負け方をして、その経験があったからこそ仙台育英戦、今日のゲームで冷静に投げられた。それが少しずつ生きていると思います」と話した。
これで明治神宮大会史上初となる連覇を達成し、昨年は達成出来なかった5冠(明治神宮大会、センバツ、春季近畿大会、夏の甲子園、国体)制覇へ、大阪桐蔭が再び挑み始めた。
近畿が7枠に
また、大阪桐蔭の勝利により、センバツ出場枠が近畿地区に1つ割り当てられ7校となった。
ベスト4のセンバツ出場は確実と見られ、大阪桐蔭、報徳学園、龍谷大平安、智弁和歌山は当確となっている。ベスト8の残り4校のうち3校が選ばれることになりそうだが、履正社、彦根総合、高田商、社が候補となり、また、1回戦で大阪桐蔭と接戦を演じた神戸国際大付も浮上してくるかもしれない。








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