センバツ高校野球大会は9日目が行われ、大阪桐蔭が能代松陽に1-0で勝利した。能代松陽の森岡大智投手は大阪桐蔭打線を2安打1失点に抑えた。
プロ注目投手
元DeNAのスカウト部長・吉田孝司氏がセンバツ最大の驚きと話していた能代松陽・森岡大智投手の投球、1回戦では石橋を相手に9回2安打12奪三振で完封勝利、そして大阪桐蔭を8回2安打5奪三振1失点で完投した。
この日は初回に2連続四球を与えたものの、4番・南川幸輝選手、5番・佐藤選手を連続三振で無失点に抑えた。それで勢いになると5回までノーヒットに抑える。6回に初安打を許したものの併殺に打ち取って3人で終えた。球速は130キロ前後だったが、「球速が出なくても空振りが取れたのは直球の質にこだわってきたオフの成果」と球質で抑えた。
7回、先頭の南川選手に意地の3ベースヒットを打たれた。それでも次の佐藤選手をセカンドフライに打ち取る。それでも続く村本選手のスクイズで1失点した。
「今日負けたら引退の気持ちで試合に臨んだ」と話し、最大の力投を見せた。打線が抑えられて0-1で敗れたが、「すごい相手に0を並べているのは信じられない。だいぶ自信になった」と話す。
大会前から注目投手として名前が挙がっていたが、今大会を視察したスカウトにも森岡投手の名前は大きくインプットされた。「進路は何も考えていない。今は高校野球をやり切る気持ちが強い」と話すものの、センバツ2試合17回を投げて4安打1失点、大阪桐蔭を2安打に抑えた事は、今後、名刺代わりとなる。
「夏は家族にもっと活躍する姿を見せたい。すべての試合で完封して日本一を目指す」と夏を目指し、その先も光輝く道が見えてきた。





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