幕張総合高校で、春に150キロを記録し注目されている早坂響投手がこの日、千葉明徳との練習試合に登板し、千葉ロッテなど5球団のスカウトが視察、巨人は水野スカウト部長以下3人で視察した。
可能性を秘めている
県民の日で休日となったこの日、千葉明徳との練習試合で先発した早坂響投手は、夏に向けて新しい球種を増やしており、カットボールやフォークボールなどを試したことで、5回を投げて8つの四死球を出した。また、この日は5球団10人のスカウトが視察に訪れており、「いつもより緊張はありました。夏に向けてフォークやカットボールも試すことができました」と話した。
それでも力強いストレートは150キロを計測し、130キロ台中盤の高速スライダーを武器に、5回を2安打4奪三振2失点に抑えた。「いい球は良かったが、走者がたまってから、力んで思うようにいかなかったりした。ピンチの場面で一番いいボールが行くよう修正したい」と話した。
この日は5球団10人のスカウトが視察し、巨人は3人態勢で視察するなど5球団ともスカウト幹部クラスが視察に訪れた。
巨人・水野スカウト部長:「素晴らしい投手。経験を積めばさらにいい投手になる可能性を秘めている」
千葉ロッテ・榎アマスカウトディレクター:「スピードがあって、スライダーも良い。素材として素晴らしい。体ができていないのにこれだけ高い出力を出すことができることは魅力です。地元ですし、夏に向けて成長が楽しみです」
東京ヤクルト・橿渕スカウトグループデスク:「球の速さが素晴らしい。春から成長していると思います。経験値が浅い部分に、むしろ魅力を感じます。原石を見ているようです。右肩上がりの成長を続けていると思います」
横浜DeNA・吉見スカウト:「出力の高さが一番の魅力。ピッチングについてはまだまだ伸びしろがある。投げ方にもクセがない。これから徐々に良くなっていくと思います。夏が楽しみですね」
素材としてピカイチで、投手転向9ヶ月ということもあり、これから実戦のマウンドをより多く経験して投球を磨いてゆきたい。将来が楽しみな投手であり、ドラフト会議では下位、または育成ドラフトでの指名と予想する。



コメント