阪神にドラフト3位で指名された仙台育英の山田脩也選手が、契約金5000万円、年俸600万円で仮契約を交わした。
背番号6目指す
山田脩也選手は小学校の時に侍ジャパンU12代表で背番号6を付けると、仙台育英では1年夏からショートのレギュラーとして背番号6を付け、3年夏までこの番号を守りきった。「ずっと6にこだわってやっていました」と話した。
この日、阪神と仮契約をしたが、「いまは準永久欠番になっていると思うけど、金本さんの背番号。自分も6をずっとつけているので好き。いつかつけられる時があればつけたい」と話し、阪神でも背番号6を背負いたいと語った。
そのために、「体をつくって、できるだけ早く1軍で活躍できるように頑張りたい」と話す。山田選手は高校1年春から内野手のレギュラーとなり、2年夏の甲子園ではショートとして東北初の優勝に貢献した。体は177cm71kgとまだ大きくないが、安定したショートの守備は、選ばれた侍ジャパンU18代表でW杯でも抜群の守備力をみせ、初の優勝に貢献している。
また、捉えるとぐんぐんと伸びる打球を放つ選手で、高校通算は18本塁打と打撃でもまだまだ成長の余地があり、打てて守れる遊撃手として、将来のショートのレギュラーが期待される。
しかし今年のドラフト会議で阪神は、4位でも遊撃手の東海大熊本星翔・百崎蒼生選手を指名しており、レギュラーが約束されているわけではない。当面は百崎選手との厳しいショートのポジション争いをすることになり、その上で、中野選手や木浪選手といったセ・リーグ覇者の1軍の内野陣に挑戦していくことになる。
厳しい中で勝ち残り、1軍のショートの守備につく背番号6の姿を、いつか再び甲子園でみたい。





コメント