【2023新入団選手発表】横浜DeNAの新入団選手の推定年俸・背番号と活躍予想

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横浜DeNAは11月24日、新入団選手の発表を行った。選手の推定年俸、背番号、現在地と将来の活躍のイメージを予想してみます。

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横浜DeNA2023年入団選手一覧

順位 選手名 位置 出身 身長体重 投打 契約金 年俸 背番号
1 度会隆輝 ENEOS 183/83 右左 10000 1600 4
2 松本凌人 名城大 185/88 右右 7000 1200 34
3 武田陸玖 山形中央 173/78 左左 5000 560 33
4 石上泰輝 東洋大 172/85 右左 4900 850 44
5 石田裕太郎 中央大 180/74 右右 3850 780 54
6 井上絢登 四国IL徳島 178/83 右左 3520 780 55
育1 高見澤郁魅 敦賀気比 183/85 右左 300 340 193
育2 清水麻成 樹徳 186/75 右右 300 340 102
育3 小笠原蒼 京都翔英 180/95 右左 300 340 125
育4 庄司陽斗 青森大 184/91 左左 300 340 122
育5 近藤大雅  専大北上 174/80 右右 300 340 130

 新人選手の横顔

ドラフト1位・度会隆輝選手 期待度1年目:☆☆☆☆☆ 3年目:☆☆☆☆☆

今年のドラフトのNO.1外野手で、大学生投手が注目される中でドラフト1位で3球団が競合した。横浜高時からのコンタクトセンスの良さに、社会人では低めの球にもバットを下に入れて回転をかけ、スタンドまで運ぶなど、打撃技術に磨きがかかった。広角に打ち分けるアベレージ的な打法と、ホームランを打てる技術の融合が特徴と言える。

プロでは1年目から外野手のレギュラーとして出場することは確実と見られ、打率3割、ホームラン20本近辺に来るのではないかと思う。そしてチームの事情などからゆくゆくは内野手としてポスト宮崎の位置に入り、牧・度会のコンビがチームの柱となっていくと思う。

ドラフト2位・松本凌人選手 期待度1年目:☆☆☆ 3年目:☆☆☆☆

サイドハンドから150キロを超すストレートと、大きく曲がる変化球を投げる特徴があり、伊勢投手と競争できそうな力を持つ。大学でも早くから全国の舞台で投げ、侍ジャパン大学代表候補にも1年生のときから呼ばれていたが、大学の上級生になるにしたがってやや投球フォームに迷いも見られた。

DeNAもドラフト2位で指名したものの、股関節の柔らかさがでれば更に良くなると、素材型としての見方もあり、1年目はそこの課題に取り組んで、今の球を更に良い球にしていくことになりそうだ。それでも1年目からリリーバーとして20試合くらいは投げられる力がある。伊勢投手との併用次第だが、将来は先発としてのイメージも少し持っておき、3年後は先発ならば8勝、リリーフならばリーグトップのホールドを記録する感じになりたい。

ドラフト3位・武田陸玖選手 期待度1年目:☆ 3年目:☆☆☆☆

外野手として評価されており、その能力は非常に高い。体は大きくないが強い打球を打てて、U18代表でも4番を打っている。外野の守備、足も素晴らしく、投手として投げている肩も十分。個人的には左腕投手としても高く評価しており、日本ハムで昨年ドラフト1位指名の矢沢投手くらいの力を、3年後には発揮してくれるのではないかと思う。

外野手としては関根選手をベンチマークとすると、武田選手は長打力でそれを上回る形で3年後の外野手のレギュラーとして1軍に出場し、その後はドラフト1位の度会選手を内野に回して外野手のレギュラーとなりたい。そして投手としても20試合くらいに登板しそうだ。

ドラフト4位・石上泰輝選手 期待度1年目:☆☆ 3年目:☆☆☆

大学代表候補合宿にも参加し、内野手としての肩の強さやアジリティの高さを見せた。しかし柔らかさの点では課題も見え、イメージとしては強打と俊足の三塁手という感じか。打撃もハードに打てるところを活かしつつも、コンタクトを磨いて出塁し足を使うという面も魅力で、プロでどちらの姿を選択するのかが鍵となりそう。

1軍レギュラー陣を見ると、1年目での出場はまだまだ難しいが、ベンチマークは知野選手で、宮崎選手の代わりにサードで出場してホームランを放ったり、代走で出場するところはイメージが近い。かなり厳しい競争となりそうだ。

ドラフト5位・石田裕太郎選手 期待度1年目:☆☆ 3年目:☆☆☆

巨人ドラフト1位の西舘勇陽投手と比較すると、ストレートの強さやキレではまだ及んでいないが、シュートしたりやや沈んだりという動きのある球、右打者のインコースに食い込む強さは感じられる。そして、アウトローにスライダーを沈めて仕留めるのが特徴。

力で勝負するにはストレートの強さがまだ足りないので磨きたいし、変化球も低めにバラつくところがある。ただし高めに浮くことは少ない投手で大きな怪我をしないという特徴もある。ベンチマークは2021年ドラフト2位の徳山投手で、特徴は近いのではないかと思う。徳山投手が2年目の後半に1軍に顔を出してきており、まずはそのペースで、ベースとなる球の強さ、コントロール、変化球を磨いて行きたい。ただしドラフト5位というところだと2年で育成契約にもなりかねないので、少し早いペースで実績を残していく必要はあるだろう。

ドラフト6位・井上絢登選手 期待度1年目:☆☆☆ 3年目:☆☆☆☆

上体の力が強いフルスインガーで、どんな球にも強くコンタクトできる特徴があり、これは絶対に変えないで行きたい。そのベースの中で、今は足を挙げて打っているが、プロの投手と対戦する中でタイミングをどう合わせていくかがポイントか。大学時代から屈指の打撃を持っており、個人的に高く評価している。

ホームランだけでなく内野の間を打つヒットも打てるところがあり、そして足も使える選手でサードでの遠投も魅力の一つ。こちらもベンチマーク的には知野選手だが、走れる宮崎選手を目指してほしい。

育成指名選手

高見澤郁魅選手は飛距離の出る強いスイングが特徴、体も石上選手や井上選手より大きくそのポテンシャルが評価された。清水麻成投手は高身長からのストレートが魅力だが、まだ腕の力でグワーンと投げる感じ。75kgの体重をまずは10kgアップさせ、その時にどんな球を投げるのか楽しみ。小笠原蒼選手は左打席での構えが良く、筒香選手に例えられるがそうだと思う。高校通算27本とホームランも打てるが、変化球をしっかりと呼び込んで強く弾き返すことができる。庄司陽斗投手は長身の左腕投手で、体を大きく前に倒して腕が出てくる特徴がある。最速148キロは制球に課題があるものの、143キロくらいに抑えたフォームがバランスが良く、体と腕が繋がって投げられるとストレートの威力は非常に強い。近藤大雅は140キロを記録する肩があり、二塁送球1.9秒の肩が評価。打撃はまだまだ粗いが、食らいついていく気迫と気の強さがある。

 

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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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