立教大との1回戦で7回を投げて1失点に抑えていた法政大の篠木健太郎投手が、この日の3回戦で中1日で登板し、8回5安打1失点の好投で白星を手にした。
制球良く
篠木健太郎投手の初戦は好投したものの味方が完封され0-1で敗れた。前日の2回戦はベンチを外れてスタンドで見ていたが、同じくドラフト候補で木更津総合時代からともに投げている吉鶴翔瑛投手が7回途中1失点に抑える好投に、「応援団の間近にいた時に、やっぱり応援してもらえる幸せだったり、翔瑛が頑張る姿にくるものがあった。昨日の夜も翔瑛から、任せたとラインしてもらえたんで、僕もしっかり勝ち点を取れるように投げようと思いました」と気持ちを入れてこの日の3回戦に臨んだ。
この日もストレートは最速149キロを記録するが、だいたい144キロくらいにし、スライダーとのコンビネーションで打ち取る投球を見せる。「高村さんからは、バランスをよくとずっと言われていて、大島さんからは助監督の頃から、コントロールを大事にすれば篠木は大丈夫と話しをしてもらっていた。ボールのコントロールもそうですけど、メンタルのコントロールもしっかりしようと思っている」と話す。
この日も4回までは1-1と接戦となるが、5回に味方の3ランホームランで4-1となり、そこから更に力を程よく抜いた篠木投手の安定感に磨きがかかり、8回5安打6奪三振1失点の好投、四死球は1つだった。大島新監督に勝点をプレゼントし、その期待に応えた。
試合後のインタビューではストレートを抑えていることについて聞かれ、「自分自身、こだわりがないことはないんですけど、やっぱり自分が変わることでチームが勝てるならば。やっぱり勝利がピッチャーとしても、チームとしても価値のあるものと思う。そこを目指してやっています」と話し、今シーズンの方針をしっかりと話した。
この日は4球団6人のスカウトが視察したが、巨人の森中スカウトは「中1日でも良いボールが投げられている」と評価した。昨年までは155キロ前後のストレートでアピールをしていたが、今シーズンは勝ち星や投球でアピールをする。そして、制球などの指摘が減った時に、再び本当の出力を見せて来るのではないかと思う。






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