阿南光の146キロ右腕・吉岡暖投手がドラフト会議の指名を待つ。センバツではベスト8に勝ち進む投球を見せ、広島のスカウト部長は「リストアップする価値のある投手」と評価していた。
センバツ8強
吉岡暖投手は182cm85kgの体から146キロの速球を投げる、本格派右腕投手としてプロが注目しているが、センバツ直前まではこうこうで野球をやめようと考えていたという。「甲子園出場だけが僕の目標でした。だから高校を卒業したら阿南市で就職するのかなと考えていました」と話していた。
しかし、2年秋に四国大会で準優勝し、センバツに出場することが決まってから、「選抜で結果を残せる投手になろうとするなら、プロを目指さないといけない」とプロ入りへと希望が変わった。そしてそのセンバツでベスト8に勝ち進む活躍を見せ、プロ側も吉岡投手を高く評価した。
センバツ時に広島の白武スカウト部長は「面白い投手。直球もまずまず良く、決め球も持っている。リストアップする価値のある投手だと思う。」と評価し、その後も夏の大会で7球団11人のスカウトが視察に集まるなど注目されながら高校野球を終えた。
阿南市では市役所に「野球のまち推進課」があり、野球でまちおこしをしている。オリックスの杉本選手が出身で、2021年にパ・リーグのホームラン王を獲得すると地元の野球熱がさらに高まると、今年の阿南光の活躍でさらに盛り上がりを見せている。
吉岡投手は「うれしいですよね。この盛り上がりをもっと大きくしたい」と話すと、「次はプロの選手から直球で空振りを取りたいです」と話し、プロの舞台で活躍する姿を見せて地元に恩返しをする。
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