花園大・藤原聡大投手、155キロ右腕が春季リーグ初戦で15奪三振

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京滋大学野球春季リーグ第2節1回戦では、花園大と明治国際医療大の試合が行われ、花園大学は1-4で敗れ、春季リーグ初戦を黒星で終えたものの、この試合でプロ注目の花園大4年生右腕・藤原聡大投手が圧巻の投球を見せた。最速155キロを誇る藤原投手は、141球を投げ抜き7回2/3を5安打3失点、そして驚異の15奪三振を記録。敗戦の中にも、そのポテンシャルの高さを強烈にアピールした.

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奪三振の山を築く圧巻の投球:23アウト中15個が三振

この日の藤原投手は、初回からエンジン全開だった。最速148キロを計測したストレートと、キレのあるスライダーを軸に、次々と打者から三振を奪っていく。7回2/3を投げて23個のアウトのうち、実に15個が三振という驚異的な奪三振率を記録した。そのボールの威力は、対戦した明治国際医療大の打者たちを圧倒したと言えるだろう。

悔しい敗戦と反省:エースとしての責任感

しかし、試合は味方の守備のミスや自身の失点もあり、1-4で花園大は敗れた。6回1死三塁の場面では、左翼手の飛球処理ミスで先制点を献上(記録は安打)。さらに8回には、3安打2失点を喫し降板となった。

試合後、藤原投手は「軸足の粘りを意識し、立ち上がりはいい感覚で投げられました。ただ守備のミスが出たあとに、冷静に気持ちを整理できていれば。エースという立場を任せてもらっている以上、絶対に勝たないといけない試合だった。チームを勝たせられなかったことが悔しいです」と、エースとしての責任感を強く感じている様子を語った。

プロへの決意と成長への手応え

それでも、藤原投手は自身の成長を感じている。「冬にこだわって磨いたスライダーが秋に比べて良くなった。その中でいい直球を投げられたからこそ、スライダーとのコンビネーションが生きたかなと思います。まだまだここからですし、チームが勝てればそれでいいです」と前向きな言葉を残した。

155キロのストレートに加え、この試合で見せた圧倒的な奪三振能力は、今後もプロのスカウトたちの目に強烈に焼き付けるはずだ。チームは敗れたものの、その能力で改めてその存在感を示した試合となった。今後のリーグ戦での巻き返しはもちろん、ドラフト戦線においても、注目を集めることになるだろう。

プロフィールと特徴:最速155キロを誇る本格派右腕、大学選手権出場経験も

  • 出身: 三重県伊賀市
  • 生年月日: 2003年11月20日(21歳)
  • 経歴: 小学1年から阿山ブルーファイヤーズで野球を始め、投手と遊撃手を務めた。中学では甲賀リトルシニアに所属。水口高校(滋賀県)では1年秋に背番号6でベンチ入りし、2年秋からエースナンバー「1」を背負った。花園大学では1年春からリーグ戦に登板し、2年春には全日本大学野球選手権に出場している。
  • 投打: 右投げ右打ち
  • 身長・体重: 177cm・76kg
  • 身体能力: 50メートル走6秒1、遠投115メートル
  • 特徴: 最速155キロのストレートが最大の武器。それに加え、スライダーを中心とした変化球も持ち合わせ、高い奪三振能力を誇る。大学2年春には全日本大学野球選手権に出場するなど、全国レベルでの経験も積んでいる。
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花園大155キロ右腕・藤原 春初戦から奪三振の山 23アウト中15K、黒星発進も意地の141球 - スポニチ Sponichi Annex 野球
花園大は、明治国際医療大に1―4で敗れて今春初戦を落とした。
この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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