青学大・中西聖輝投手が今季2度目の完封、最速152キロ右腕がドラフト候補の貫禄示す

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東都大学野球リーグで5連覇を目指す王者・青山学院大学のエース右腕、中西聖輝投手(4年・智弁和歌山高校出身)が、その実力を遺憾なく発揮した。東洋大学との3回戦に先発すると、5安打無四球、9奪三振の内容で今季2度目となる完封勝利を挙げ、チームを勝利に導いた。

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今季2度目の完封!最速152キロ右腕が東洋大打線を完璧に封じる

中西聖輝投手が、東洋大学打線を相手に完璧なピッチングを披露した。9回を115球で投げ抜き、許したヒットはわずか5本。四球を一つも与えずに完封した。ストレートにスライダーなどを交えて9つの三振を奪った。「野手に支えてもらいながら、のらりくらり耐えることができた」と語るように、決して力押しでもなく、気迫を前面に押し出さずも内側にもった強さで、中西投手らしい落ち着いたマウンド捌きで打者を打ち取った。

最終打者を打ち取った際には拳を握りしめ、エースとしての重責を果たしたことに、ようやく感情を爆発させた。これで今季3勝目で2度目の完封、防御率は1.69でリーグ4位に浮上し、王者・青学大のエースとしての存在感を示している。

序盤の課題を修正、捕手との連携で掴んだ好投

中西投手は、試合序盤は必ずしも万全ではなかったと振り返る。「序盤はコントロールも球威もよくなかった」という状況であったが、試合の中で修正能力を発揮した。智弁和歌山の1年後輩である渡部海選手(3年・智弁和歌山高校出身)に「ちょっと低く構えてよ」と指示を出し、キャッチャーとの連携で低めの制球を徹底。これにより、中盤以降は安定した投球ができるようになり、「5回からはまとまった投球で、最後まで行けました」とペースを掴んだ。高校からバッテリーを組んでいる渡部選手との阿吽の呼吸も、この日の好投を支えた。

5連覇への旗手!主将の一打に応えるエースの責任感

この試合、青学大打線は東洋大の投手陣にわずか2安打に抑えられる苦しい展開であった。しかし、6回に主将の藤原夏暉選手(4年・大阪桐蔭高校出身)が決勝点となる中前適時打を放ち1点を先制。この貴重な1点を、中西投手が最後まで守りきった。

中西投手は藤原主将の一打に「夏暉の1本がうれしかった」と語り、その期待に応えようとするエースとしての強い責任感を示した。青山学院大学はリーグ5連覇を目指しており、背番号11を背負う中西投手は、その快挙達成に向けた旗手となる存在である。わずか2安打での勝利という、粘り強い戦い方を体現したチームについて、安藤寧則監督は「ウチがやってきた野球を体現してくれた。心意気の積み重ねに、結果がついてきてくれた。勝ち方のコツは伝えてきたつもり。積み重ねたものが出せた結果」と話した。

中西投手自身も、「自分の投球をするだけ」と話す。現在、亜細亜大は6連勝で首位に立つが、5月10日から直接対決が待っている。ドラフト候補として注目されるエースが、5連覇という偉業のためにどのような投球を見せてくれるのか、大いに注目した試合となりそうだ。

中西聖輝投手 プロフィール

  • 氏名: 中西 聖輝(なかにし まさき)
  • 所属: 青山学院大学 4年
  • 経歴: 智弁和歌山高等学校 – 青山学院大学
  • 投打: 右投右打
  • 最速: 152キロ
  • 特徴: ドラフト候補の本格派右腕。最速152キロのストレートと高い制球力が武器。今季既に複数の完封勝利を記録。ピンチに強く、チームを勝利に導くエース。
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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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