【来年ドラフト1位候補】青学大・鈴木泰成投手が初先発初完投、最速153キロで亜大優勝を阻止

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東都大学野球春季リーグ戦では、青山学院大学が優勝に王手をかけていた亜細亜大学に勝利し、5連覇へ望みを繋いだ。負ければ亜大の優勝が決まるという崖っぷちの状況で先発したのは、来年のドラフト1位候補として注目される鈴木泰成投手(3年・東海大菅生高校)で、リーグ戦初先発のマウンドだったものの、9回を投げ抜いて初完投勝利を飾った。

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崖っぷちで初先発、来年ドラフト1位候補が9回2失点完投勝利

青山学院大学にとって、亜細亜大学との2回戦は負けられない一戦だった。この試合でリーグ戦初先発のマウンドに上がったのが、来年のドラフト1位候補・鈴木泰成投手だ。前日に先発を告げられ腹をくくった右腕は、137球を投げ抜いて初完投勝利を挙げた。

鈴木投手はこれまでも強烈なストレートを投げるリリーフとしてすでに実績は十分で、来年のドラフト1位指名は堅いと言われる。しかし、リーグ戦での先発はこれが初めてで、「抑えの時と変わらず1人の打者に全力でいこうと。とにかく入りを大事にしました」と立ち上がりから152キロを記録するストレートを投げ込み3人で抑えた。

5回まで内野安打1本という投球を見せた。6回にタイムリー二塁打を浴びて1失点をしたものの、まだまだスタミナも衰えずに8回まで1失点に抑える。9回に連打から1アウト2,3塁のピンチとなり、犠牲フライで3-2と1点差の追い上げられたものの、安藤監督は鈴木投手を交代させることなく投げさせ続け、9回にも153を記録するなど最後の力を振り絞っってピンチを抑えた。

9回を投げて6安打7奪三振2失点という内容で、優勝に王手をかけていた亜大打線を封じた。最速154キロ右腕はこの日の投球について、「初めての先発だったのでとにかく入りを大事にしました」と話し、完投したことについて「一番はホッとしています。大事な場面を任せていただいたので、それに結果で応えることができたのはうれしいです」と話した。

監督も絶大な信頼

鈴木泰成投手は、1年春からリリーフとしてリーグ戦にデビューし、チームの4連覇に貢献してきた。安藤寧則監督は、この大一番で鈴木投手を先発させた理由について、「この時を待っていた、というのもある。今まで先発の準備はさせていた。いろんな条件が合わさって、きょうがその日だと思った」と話し、先発のタイミングは常にうかがっていたという。9回に1点差に迫られた場面でも、「代えるつもりは全くありませんでした。心中で」と全幅の信頼を与え、鈴木投手もそれに応えてマウンドを守り抜いた。

5連覇なるか第3戦へ

亜細亜大学の優勝に待ったをかけ、リーグ5連覇へ望みを繋いだ青山学院大学。安藤監督が「意地の張り合い」と語るように、両チーム一歩も譲らぬ優勝争いが続いている。優勝の行方は、翌日の第3戦、そしてその先の最終週にもつれ込む可能性がある。安藤監督は、「この一瞬、この1球にかけて、全員でやるぞ」と、第3戦へ向け強い意気込みを示した。

来年のドラフト1位候補・鈴木泰成投手のリーグ戦初完投勝利で、チームに勢いを与えた。第3戦の戦いが注目される。

鈴木泰成投手 プロフィール

  • 氏名: 鈴木 泰成(すずき たいせい)
  • 所属: 青山学院大学 3年
  • 出身: 茨城県ひたちなか市
  • 生年月日: 2004年(平16年)5月28日(20歳)
  • 経歴: 勝田野球スポーツ少年団(小学1年~)- 田彦中学校(友部リトルシニア)- 東海大学菅生高等学校(1年秋からベンチ入り、2年春センバツ出場)- 青山学院大学(1年春リーグ戦デビュー、1年~リリーフエース)
  • 投打: 右投右打
  • 身長・体重: 187cm・85kg
  • 最速: 154キロ
  • 50メートル走: 6秒0
  • 遠投: 105メートル
  • ポジション: 投手
  • 特徴: 来年のドラフト1位候補との呼び声高い本格派右腕。最速154キロ。1年からリリーフエースとして活躍。リーグ戦初先発で完投勝利。長身から投げ下ろす角度のある球が魅力。
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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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