阪神からドラフト2位指名を受けた日本大学の谷端将伍内野手(21)が25日、東京都内の同大学施設で畑山統括スカウトらから指名あいさつを受けた。幼少期から憧れていたという球団OBの金本知憲氏の魂を受け継ぎ、「2000本安打」を目標に設定。さらに、同じ内野手でドラフト1位の立石正広選手(創価大)へ強烈なライバル心を燃やした。
「鉄人」金本氏に憧れ、目標は2000本安打
指名あいさつを終えた谷端将伍選手は、緊張した面持ちの中にも強い決意をみなぎらせた。「長く野球をやりたい。2000本安打というのは目指してやっていきたいです」と壮大な目標を掲げた。
そのお手本は、幼少期から憧れていた阪神のレジェンド・金本知憲氏だ。「金本選手をずっと見ていました。魅力があるというか、引きつけられるなというのが、すごく憧れでした」。金本氏といえば、1492試合連続フルイニング出場の世界記録を持つ「鉄人」。谷端選手もその「体の強さ」には自信を持っており、日大・片岡監督も「練習でけがをするとかはほとんどなかった。練習できる体力がある子」と証言する。大学入学時に73kgだった体重も、食事とトレーニングで81kgまで増量。「上でやっていける選手はケガをしない選手。そこは4年間一番、気を使ったので、これからも継続したい」と、鉄人魂の継承を誓った。
ドラ1・立石へ闘志「必ず負けない」
負けん気の強さも一流だ。阪神のドラフト1位は、同じく右打ちの内野手で、大学ナンバーワンスラッガーと評される立石正広選手。「注目度も周りからの評価も違うのはわかっているけど、火がつきます」と闘志をむき出しにし、「プロに入ってからは、必ず立石だけには負けない」と力強く宣言した。大学日本代表では同僚だったライバルの存在が、谷端選手をさらに上のレベルへと押し上げる。
憧れの背番号「6」継承も熱望
大学最終学年で背負った背番号「6」にも、強いこだわりを持つ。憧れの金本氏に加え、1年時には中央大学の森下翔太選手が「6」をつけて活躍する姿に「本当にかっこよくて憧れていた」という。「6番が好きなので、つけたい気持ちはあります」と、虎のスター選手が背負ってきた番号の継承も素直に熱望した。
スカウト評
阪神・吉野スカウト:「多少タイミングを外されてもしっかり振れるところが一番の魅力。中距離ヒッターで勝負強く、その中でホームランを打てる」
谷端 将伍 プロフィール
- 氏名:谷端 将伍(たにはた しょうご)
- 所属:日本大学 4年
- 出身:星稜高校
- ポジション:内野手
- 投打:右投右打
- 身長・体重:178cm・81kg
- 主な特徴や実績:2025年ドラフト2位(阪神)。東都大学リーグで首位打者2度、ベストナイン3度。今秋は2部リーグでサイクル安打を達成。大学日本代表として日米大学野球の優勝に貢献。









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