秋季高校野球中国大会は1日に準決勝が行われ、高川学園(山口4位)が下関国際(山口1位)との山口県勢対決を2-1で制し、決勝進出を果たした。中国地区の選抜一般選考枠は「2」であるため、この勝利により、前身の多々良学園時代以来42年ぶりとなる来春のセンバツ出場が当確となった。最速146キロ右腕で夏の甲子園でその力を見せたエースの木下瑛二投手(2年)が3安打1失点の快投。今秋ドラフトで阪神1位指名を受けたOB・立石正広選手に続く吉報を、聖地の切符で届けた。
エース木下、夏のリベンジ果たす3安打1失点完投
立役者となったのは、最速146キロ右腕のエース・木下瑛二投手だ。「3番・投手」として投打で出場すると、5回1死まで無安打投球を披露。8回にボークで1点を失ったものの、その後も崩れず、3安打1失点の見事な完投勝利を収めた。打っても3安打と、投打でチームを牽引した。
今夏の甲子園3回戦では、日大三(西東京)を相手に1イニング持たず5失点で降板。「幼かった」と精神面の未熟さを痛感したという。その悔しさを胸に臨んだ秋は、エースとして大きく成長した姿を見せた。「甲子園には悔いがあるので、戻っていいピッチングがしたい」と、聖地での雪辱を誓った。
山口4位からの下克上、決勝は“ドラ1母校対決”
今夏の甲子園に出場しながら、秋の山口県大会は4位と苦しんだ。松本祐一郎監督は「これが実力。力を受け入れて必死にやるしかない」とナインを鼓舞。県4位から這い上がった“下克上”で、42年ぶりの春の甲子園をたぐり寄せた。
決勝の相手は、1976年春に全国優勝した古豪・崇徳(広島)に決まった。崇徳は巨人からドラフト1位指名を受けた竹丸和幸投手(鷺宮製作所)の母校であり、高川学園は阪神1位・立石正広選手の母校。奇しくも、決勝は伝統の「ドラフト1位指名選手」の母校による巨人阪神戦となる。
木下 瑛二 プロフィール
- 氏名:木下 瑛二(きのした えいじ)
- 所属:高川学園高校 2年
- ポジション:投手
- 投打:右投
- 主な特徴や実績:2026年ドラフト候補。最速146キロの本格派右腕。秋季中国大会準決勝で3安打1失点の完投勝利。打っても3番で3安打と投打で活躍し、チームを42年ぶりのセンバツ当確に導いた。

httpss://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2025/11/02/kiji/20251102s00001002014000c.html
httpss://hochi.news/articles/20251101-OHT1T51341.html
httpss://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/202511010001210.html
httpss://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2025/11/01/kiji/20251101s00001002247000c.html
httpss://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2025/11/01/kiji/20251101s00001002201000c.html






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