横浜DeNAからドラフト4位指名を受けたHondaの片山皓心(ひろみ)投手(27)が1日、埼玉・狭山市の選手寮で指名あいさつを受けた。社会人5年目、2度の左肘手術を乗り越えて夢を掴んだ“オールドルーキー”は、同級生となる牧秀悟選手らとの共闘を誓い、「息の長い選手になりたい」と決意を語った。
“オールドルーキー”は牧世代、2度の手術乗り越え
10月31日に27歳の誕生日を迎えたばかり。今ドラフトで指名された選手の中では最年長となる片山皓心投手は、DeNAのチームマスコット「DB.スターマン」のぬいぐるみを手に、初々しい笑顔を見せた。「指名されたときよりもプロ野球選手になるんだっていう実感が湧いてきた。ちょっと時間がかかってしまいましたけど、年齢は数字だと思っている」と、同級生となる牧選手や山本祐大選手と同じ土俵からのスタートを強調した。
その道のりは平坦ではなかった。2021年と23年に左肘の手術を経験。「正直、落ち込んだが、プレーヤーとして引退といわれるまで努力しようと思った」と、心が折れることなくリハビリに励み、社会人5年目でついに夢を掴んだ。
投球スタイルは「インサイト」、低燃費で息長く
最速148キロの左腕だが、自慢は球速ではない。「ないものをねだっても仕方ない」と語るように、その真骨頂は制球力とゲームメイク能力だ。長谷川竜也編成部長も「5、6年追いかけてきた。先発として勝てる投手。オールドルーキーといわれますが、まだまだ伸びしろもある」と即戦力として高く評価した。
自身の投球スタイルをHondaの車に例えるよう問われると、「NSXといきたいところなんですけど…」と笑わせつつ、「1回の給油でたくさん走れる。息の長い選手になりたいのでインサイトかな」と、低燃費ハイブリッド車「インサイト」の名を挙げ、堅実な活躍を誓った。
まずは社会人日本一へ
恩返しのマウンドが残っている。10月28日の社会人日本選手権1回戦では、先発して5回無失点と好投。昨年準優勝に終わった大会だけに、「悔しい気持ちを晴らせるように。優勝したいなと思う」と、まずは社会人最後の大舞台で頂点を目指す。
片山 皓心 プロフィール
- 氏名:片山 皓心(かたやま ひろみ)
- 所属:Honda
- 出身:桐蔭横浜大学
- ポジション:投手
- 投打:左投
- 主な特徴や実績:2025年ドラフト4位(DeNA)。社会人5年目、27歳のオールドルーキー。最速148キロ。2度の左肘手術を乗り越えた。ゲームメイク能力に長けた即戦力左腕。

httpss://www.sanspo.com/article/20251102-HIUURH6JV5L4PD3VC43K2MHZQU/
httpss://www.nikkansports.com/baseball/news/202511010001675.html
httpss://hochi.news/articles/20251101-OHT1T51240.html






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