広島ドラフト5位・佛教大の赤木晴哉投手が2回無失点で神宮へ、楽天1位・藤原聡大投手も応援

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明治神宮大会の出場権を懸けた関西地区大学選手権は3日、第1代表決定戦が行われ、佛教大学が京都産業大学を3-0で破り、2年連続となる明治神宮大会出場を決めた。広島からドラフト5位指名を受けた最速153キロ右腕・赤木晴哉投手(4年=天理)が7回からリリーフ登板し、2回を無安打無失点と好投。スタンドでは、楽天1位指名を受けた親友・藤原聡大投手(花園大)も見守った。

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中日・大野OBからの激励で「覚悟決まった」

ドラフト指名後、大きなプレッシャーの中で見事に結果を出した。3点リードの7回からマウンドに上がった赤木晴哉投手。3つの四球を与えるなど制球に苦しんだが、要所を締め、2イニングを無安打無失点に抑え、完封リレーを完成させた。「修正し切れなかった部分もあるけど、その中で抑えられた」と、最低限の仕事を果たし、チームを2年連続の神宮大会出場に導いた。

ドラフト指名後も、全国大会出場が懸かる試合が続き、実感は薄かったという。しかし、2日にOBである中日・大野雄大投手が激励に訪れ、「大野さんから、おめでとうって言われて、初めて実感が湧いた。この人と同じ舞台でやっていくんだなっていう、覚悟を決めることができました」と、大先輩からの言葉に奮起した。

この日はドラフト5位で指名した広島の鞘師スカウトが視察し、「体ができ次第になるが、早いうちに1軍で出る可能性がある」と、早いデビューの可能性もあると評価した。

楽天1位・藤原がスタンドで応援「負けたくない」

この日のスタンドには、特別なライバルの姿があった。京滋リーグでしのぎを削り、楽天から1位指名を受けた花園大学の藤原聡大投手だ。二人は練習後に一緒にスーパー銭湯に行き、ドラフトの不安を語り合った仲。指名後にはお互いの球団グッズを贈り合ったという。

藤原投手は「京滋の代表として佛教大さんには第1代表で行ってほしかった」と祝福。赤木投手も「スーパーシードは京滋リーグ全員で勝ち取ったもの」と、ライバルの応援を力に変えた。藤原投手が「プロの世界で投げ合いたいし、負けたくない」と語れば、赤木投手も「目標は日本一。神宮では自己最速(153キロ)以上のボールや内容を求めていきたい」と、全国の舞台でのさらなる飛躍を誓った。

赤木 晴哉 プロフィール

  • 氏名:赤木 晴哉(あかぎ はるや)
  • 所属:佛教大学 4年
  • 出身:天理高校
  • ポジション:投手
  • 投打:右投
  • 主な特徴や実績:2025年ドラフト5位(広島)。最速153キロの本格派右腕。関西地区大学選手権で2回無失点と好投し、チームを2年連続の明治神宮大会出場に導いた。楽天1位・藤原聡大投手とは親友でライバル。
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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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