西武育成6位・上智大の正木悠馬投手が仮契約、創部109年で初のNPB選手誕生「下部リーグの希望に」

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埼玉西武から育成ドラフト6位指名を受けた上智大学の正木悠馬投手(22)が5日、東京都内のホテルで入団交渉に臨み、支度金350万円、年俸400万円(金額はいずれも推定)で仮契約を結んだ。1913年創部の同大学野球部から史上初となるNPBドラフト指名選手となった右腕は、「下部リーグの選手たちの希望になれる存在になりたい」と、育成からの下克上を誓った。

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独学で最速153キロ、“トレーニング通”の異色右腕

上智大学の歴史を動かした右腕は、異色の経歴を持つ。父の仕事の都合で「人生の半分がアメリカ」というほど、幼少期と高校時代をアラスカ州などで過ごした帰国子女。英語が堪能で、TOEFL100点超えだ。

大学で本格的に投手を始めたが、東都大学3部に所属するチームには投手コーチが不在。ネットの動画を参考に独学で投球術を磨き、最速153キロを計測するまでに成長した。そのポテンシャルに、西武の秋元宏作球団副本部長も「独学でここまでなるのが驚き。環境に入ったらどこまで伸びるのか」と、その計り知れない伸びしろに期待を寄せた。

普段からジムをはしごするほどの“トレーニング通”でもあり、球団の特典である「ゴールドジム通い放題」の権利について知らされると、「そうなんですか!うれしい。楽しみです」と思わぬ“ご褒美”に笑顔を見せた。

「一から全部学ぶ」パイオニアの覚悟

仮契約を終え、「改めて実感が湧いた。やっと始まるんだなという気持ち」と表情を引き締めた正木投手。「初という立場なので、自分のこれからが大事になってくる」と、パイオニアとしての責任感を口にする。

「体の使い方を聞きたい。フォーム以外でもウォーミングアップとか基本的なことから学んでいかないといけないと思うので、一から全部学んでいきたい」と、プロの指導を心待ちにしている。「下っ端にいてこれからアピールしていかなきゃいけない立場。一日一日を大切にしっかり準備してやっていきたい」と、まずは支配下登録を目指す。

正木 悠馬 プロフィール

  • 氏名:正木 悠馬(まさき ゆうま)
  • 所属:上智大学 4年
  • 出身:ワシントン州(米国)
  • ポジション:投手
  • 投打:右投
  • 主な特徴や実績:2025年育成ドラフト6位(西武)。上智大学史上初のドラフト指名選手。最速153キロ。投手コーチ不在の環境で、独学で成長した“雑草魂”の持ち主。帰国子女で英語が堪能。
2025年ドラフト会議指名選手一覧
2025年のドラフト会議は10月23日に行われ、支配下ドラフトが73人(昨年より4人増)、育成ドラフト43人(同11人減)の合計116人(同7人減)人が指名されました。
埼玉西武ライオンズのドラフト指名予想
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西武育成ドラ6・上智大の正木が契約合意「下部リーグの選手たちの希望に」 - スポニチ Sponichi Annex 野球
西武は、育成ドラフト6位指名の上智大・正木と支度金350万円。年俸400万円で合意。
【西武】育成ドラ6の上智大・正木悠馬が仮契約 「いちから全部学んでいきたい」と目を輝かせる - スポーツ報知
西武が育成ドラフト6位で指名した上智大・正木悠馬投手(22)が5日、東京・新宿プリンスホテルで入団交渉に臨み、支度金350万円、年俸400万円(いずれも金額は推定)で内諾した。
この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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