第56回明治神宮大会が本日14日に開幕する。関西地区第1代表として2年連続出場を決めた佛教大学のエースで、広島からドラフト5位指名を受けた赤木晴哉(はるや)投手(22)が、大学最後の大舞台での「日本一」と「雪辱」を誓った。初戦は大会初日の日本文理大学戦に登場する。
昨秋の悔しさ胸に「借りを返す」
191cmの長身から最速153キロの直球を投げ下ろす剛腕・赤木晴哉投手にとって、神宮の舞台はリベンジの場所だ。昨秋、初めて出場した同大会。初戦の創価大学戦で3番手として登板したが、今秋阪神から1位指名された立石正広選手にヒットを浴びるなど、3回3失点と悔しい結果に終わった。「去年の秋に悔しい結果に終わっているので借りを返せるように頑張っていきます」と、並々ならぬ決意で最後の全国大会に臨む。
OB大野から激励、ライバル藤原からは応援
今秋はリーグ戦序盤こそ右肘の影響で不安もあったが、ドラフト会議では広島から5位指名を受けると、現在は「思い切って投げ切れている」と自信を取り戻している。11月2日には、大学OBである中日・大野雄大投手がグラウンドを訪問。「おめでとう」と声をかけられた。
また、関西地区代表決定戦では、京滋リーグのライバルで楽天から1位指名された花園大学の藤原聡大投手がスタンドに応援に駆けつけた。「プロの世界で投げ合いたいし、負けたくない」と語る親友のエールも力に変える。
目指すは中日ドラ1・中西との対決、そして日本一
今大会、初戦を突破すれば、2回戦で当たる可能性があるのは東都大学リーグを6連覇した青山学院大学。そこには中日に1位指名されたエース・中西聖輝投手や、横浜DeNAに1位指名された手法・小田康一郎選手がおり、赤木投手も「1回勝つと青山学院さんとできるのでそこは楽しみにしています」と、セ・リーグのライバルとなる選手に対抗心を燃やす。
6月の全日本大学選手権で自己最速の153キロを計測したのも神宮球場だった。「去年は最速153キロだったので、それ以上のボールであったり、ピッチング内容を求めていきたい」。佛教大学初、関西勢としても28年ぶりとなる日本一へ、大学4年間の集大成を見せる。
赤木 晴哉 プロフィール
- 氏名:赤木 晴哉(あかぎ はるや)
- 所属:佛教大学 4年
- 出身:天理高校
- ポジション:投手
- 投打:右投右打
- 身長・体重:191cm・86kg
- 主な特徴や実績:2025年ドラフト5位(広島)。最速153キロ。天理高時代は日本ハム・達孝太投手の控え。大学で才能が開花し、2年連続で明治神宮大会出場。

httpss://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2025/11/14/kiji/20251113s00001089317000c.html
httpss://www.nikkansports.com/baseball/news/202511130001213.html






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