西武育成ドラフト2位・神村学園の今岡拓夢選手が仮契約、「1日でも早く支配下になってチームに貢献したい」

2025年ドラフトニュース

2025年11月18日

西武から育成ドラフト2位で指名された神村学園（鹿児島）の今岡拓夢（いまおかたくむ）内野手（18）が15日、鹿児島県薩摩川内市で入団交渉に臨み、支度金350万円、年俸280万円（金額はいずれも推定）で入団を内諾した。

「やっと実感が湧いてきて、ワクワク」

仮契約を終え、今岡拓夢選手はプロ入りへの実感を深めた。「ドラフト会議で指名された当初はあまり実感がありませんでしたが、指名あいさつ、内諾を終えてやっと実感が湧いてきて、ワクワクしています」と、球団を通じてコメントを寄せた。

U-18日本代表にも選ばれた世代屈指の遊撃手だが、育成からのスタートとなる。「いままでより成長した姿で入寮の日を迎えられるよう、しっかり練習して残りの期間を過ごしたいと思います」と、まずはプロで戦う体作りと技術向上に専念する。

ポジション争いは厳しい。埼玉西武は、昨年のドラフト1位・斉藤選手に加え、今年のドラフト会議でも5位で横田蒼和選手、育成の1位で新井唯斗選手と、高校卒の遊撃手を指名している。特にドラフト1位の斉藤選手は1年上でもあり、1位指名という価値を持っており、周りの期待値は高い。

しかし裏を返せば、チームが本気で、遊撃手の選手を育てようという意気込みの現れで、この競争に勝てば、源田選手の後釜として球界を代表する遊撃手になることだってできる。

「１日でも早く、支配下選手になって一軍で結果を残してチームに貢献したいです」と、早期の支配下登録、そして1軍での活躍を力強く誓った。