千葉ロッテからドラフト2位指名を受けた明治大学の毛利海大投手(22)が3日、東京都内のホテルで入団交渉に臨み、契約金7000万円、年俸1200万円(金額は推定)で仮契約を結んだ。背番号は「13」に決定。最速150キロを誇る即戦力左腕は、1年目からのローテーション入りと新人王獲得を誓うとともに、大学でバッテリーを組んだ“戦友”との対決を熱望した。
狙うは「開幕ローテ」と「新人王」、将来は沢村賞も
プロのユニホームに袖を通す準備を整えた毛利海大投手は、明確な目標を口にした。「1年目はローテーションを守ることを考えて、新人王を狙っていきたい」。即戦力として期待される左腕は、開幕からのフル回転を見据えている。
さらに将来的なビジョンとして「沢村賞やいろんなタイトルを獲りたい」「野球人生を長く続けられる選手に」と、球界を代表する息の長い投手になることを誓った。
西武ドラ1・小島大河は「打ち取る自信あります」
パ・リーグで対戦したい打者には、明治大学で苦楽を共にした女房役、西武ドラフト1位の小島大河捕手の名前を挙げた。
互いに手の内を知り尽くした間柄だが、「打ち取る自信があります」とキッパリ。大学時代の盟友が、プロの舞台では強力なライバルとして立ちはだかる。
大学で理想的な成長カーブ
福岡大大濠出身で、上背はそれほどでもなく、大学でも体の大きくてパワーのある先輩投手、同期の投手がいた。しかし、3年春に本格的にリーグ戦で登板をすると、3年秋に3勝1敗、今春に6勝0敗と一気に能力が開花した。その後、侍ジャパン大学代表入りすると、日米大学野球で中西、伊藤投手などもいる中で、最優秀投手に輝いた。
秋もリーグ戦で4勝0敗で東京六大学制覇を果たした。大学4年間で成長カーブを描き、大学4年で圧倒的な成績を残してドラフト会議を迎える、理想的な4年間だったと思う。
幕張のファンを沸かせる左腕が、まずは来年、プロでの第一歩を刻む。
毛利海大 プロフィール
- 氏名: 毛利 海大(もうり・かいと)
- 所属: 明治大学(22歳)
- 出身: 福岡県(福岡大大濠高校卒)
- ポジション: 投手
- 投打: 左投左打
- 身長・体重: 177cm、77kg
- 主な特徴や実績: 最速150キロの直球とキレのある変化球を操る実戦派左腕。明治大では先発・リリーフの両面で活躍し完全優勝に貢献。2025年ドラフト会議で千葉ロッテマリーンズから2位指名を受ける。背番号は13。











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