2012年ドラフト10大ニュース!

菅野智之, 東浜巨, 大谷翔平, 藤浪晋太郎, 森雄大, 田村龍弘, 北條史也, 相内誠, 則本昂大, 大越基志, 宮崎駿

2012年も残りわずかとなりました。2012年のドラフト会議、アマチュア野球を振り返る意味で、ドラフト10大ニュースを勝手に決めました。

今年も1年間ありがとうございました、来年も良い年でありますように!

—–

第1位 北海道日本ハムがメジャー挑戦表明の花巻東・大谷翔平投手を指名!4度の交渉で入団へ

  ドラフト会議前の10月21日に花巻東の大谷翔平選手が会見を開き、メジャーリーグ挑戦を表明したことから始まった大きな流れが、やはり今年のTOPニュースでしょう。
 この表明により、大谷翔平選手を1位候補にしていた横浜DeNA、福岡ソフトバンク、千葉ロッテ、東北楽天などが指名を回避しましたが、北海道日本ハムはドラフト前に大谷翔平選手を指名する事を表明し、ドラフト会議では単独1位で指名した。
 獲得は難しいかと思わたが、4度の交渉により大谷選手の考え方が変化して行き、12月9日、北海道日本ハム入りを表明した。

 この話題ではドラフト目玉の高校生選手が直接メジャーに行く可能性があり、日米のドラフトの課題をあらためて明らかにしたほか、この方法を使ったドラフトの抜け道についても考えさせられた。今後、何らかのルールの変更があると思われる。

 またスポーツ紙も、10月21日の大谷選手の表明について、スポーツ報知は国内球団、ニッカンスポーツはメジャー挑戦と、国内かメジャーかで予想が分かれ、ドラフト指名後も、スポーツニッポンはメジャーリーグ挑戦、ニッカンスポーツは北海道日本ハム入りと、北海道日本ハム入りか拒否かでも予想が分かれた。

—–

第2位 阪神が地元のヒーロー、大阪桐蔭・藤浪晋太郎投手を獲得!

 春・夏の甲子園で連覇を果たした、大阪府の大阪桐蔭。そのエースの藤浪晋太郎投手は197cmの長身から153km/hのストレートを投げる怪物だった。ドラフト会議では地元、阪神・オリックスが早々と1位指名を決定し、東京ヤクルトもドラフト前に1位指名を公表した。

 ドラフト会議当日に千葉ロッテも藤浪投手を指名し4球団の競合となったが、これまでドラフト1位の抽選12連敗中の阪神が、和田監督の左手によって藤浪晋太郎投手の交渉権を獲得した。ドラフト会議の会場では、北海道日本ハムが大谷翔平選手を指名した時以上の歓声が挙がった。

 阪神にとっては戦力として、また人気面でも非常に大きなドラフトとなった。

—–

第3位 大谷翔平投手が160km/hを記録!

 花巻東の大谷翔平投手が7月19日の夏の高校野球岩手大会・準決勝の一関学院戦、6回表2アウト、カウント2-3の場面で、インコース低めに投げたストレートに、岩手県営球場のスピードガンが160km/hを表示した。この話題は夕方から夜のテレビニュースで全国に伝えられた。

 高校野球にも新たな時代が到来した瞬間であり、これが全国の高校生の闘争心に火をつけた。160km/hの信憑性の議論もされているが、この試合を通して常時150km/h前後を記録しており、実力は間違いない。

 通算56本塁打を記録するバッティングに高い評価をしている球団も多かったが、この160km/hによって野手転向を計画していた球団は悩むことになるのだが、北海道日本ハムは二刀流という形で大谷選手を口説き落とした。

—–

第4位 大阪桐蔭が春夏連覇!とも決勝は大阪桐蔭vs光星学院

 センバツ大会、選手権大会と決勝は大阪桐蔭vs光星学院の対戦となった。春・夏のカードが同一チームで行われたのは史上初となる。結果は大阪桐蔭が藤浪晋太郎投手の好投と強打線により連覇を達成した。

 光星学院は3番・田村龍弘、4番・北條史也の強打線で、センバツでは田村が5打数3安打、北條が4打数2安打と藤浪晋太郎投手を攻略していたが、選手権大会では田村が4打数1安打、北條が4打数0安打と、藤浪に軍配が挙がった。

 しかし、北條は4本塁打を記録し、阪神からドラフト2位で指名される。田村は千葉ロッテからドラフト3位で指名された。

—–

第5位 東浜巨投手、東都リーグ通算35勝、22完封、420奪三振を記録!

 東都リーグでは偉大な記録が生まれた。沖縄尚学高校でセンバツ大会で優勝し、ドラフト1位候補だったが亜大に進学していた東浜巨投手が、1年生から活躍して積み重ねた通算勝利数は35勝となった。また完封は22を記録しリーグ新記録、420奪三振もリーグ新記録と、次々と新記録を打ち立てる、伝説的な投手となった。

 東浜巨投手には12球団がドラフト1位候補にリストアップしていたが、3年秋に肘を痛めて球威が落ち、本人も一時は社会人の東芝入りを考えるなど、大学4年では苦悩の年となった。それでも秋季大会は4勝を挙げてリーグ制覇で締めくくるなど実力を見せ、ドラフト会議では福岡ソフトバンク、横浜DeNA、埼玉西武の3球団が指名、福岡ソフトバンクが交渉権を獲得した。

—–

第6位 埼玉西武2位指名の相内誠投手が、ドラフト指名後に無免許運転とスピード違反で検挙

 ドラフト会議で埼玉西武が2位指名した千葉国際高校の相内誠投手が、ドラフト会議で指名された後に、無免許運転でスピード違反で検挙されるという事件が起こった。

 相内投手は180cmの長身から伸びる140km中盤のストレートが特徴で、国内球団に加えメジャーリーグも注目していた。恩師である千葉国際・高瀬監督とのエピソードもあったが、この事件で再び迷惑をかけてしまうこととなった。

 現在、相内選手の入団は保留されており、来年1月に、可否が決定される。

—–

第7位 広島、オリックスが2度の抽選を外す

 ドラフト前に藤浪晋太郎投手の指名を公表していたオリックスと、直前に指名重複を回避し東福岡・森雄大投手の指名を公表していた広島だったが、オリックスは藤浪投手の抽選を外し、また広島は東北楽天とまさかの指名重複となり抽選を外した。

 オリックスは大阪ガス・松永昂大投手を指名したが、千葉ロッテと再び指名競合し抽選を外し、大阪体育大・松葉貴大投手を指名した。広島はリリーフ候補としてNTT西日本・増田達至投手を指名するも埼玉西武と指名競合しで抽選を外すと、龍谷大平安・高橋大樹選手を指名した。

 競合したドラフト1位も単独のドラフト1位も外れ1位も外れ外れ1位も、全てドラフト1位、勝負はプロに入ってからとなる。

—–

第8位 JX-ENEOSが都市対抗、日本選手権連覇!こちらも決勝は共にJX-ENESO vs JR東日本

 社会人野球の2大大会である都市対抗と日本選手権は、高校野球同様に決勝はJX-ENEOSとJR東日本の同一カードとなった。そしてJX-ENEOSが連覇を果たした。JR東日本は昨年(2011年)のドラフトで、十亀剣投手(2011年埼玉西武1位)、縞田拓弥(2011年オリックス2位)、川端崇義(2011年オリックス8位)と主力選手が抜けた中での2大会連続の準優勝と、立派なものだった。

 JX-ENEOSは大城基志投手が都市対抗でMVPにあたる橋戸賞を、また日本選手権でMVPを獲得したが、今年のプロ入りはできなかった。来年のドラフトで指名されるかが注目される。

—–

第9位 三重中京大が有終の美!則本昂大投手が1試合20奪三振

 今年度で廃校となる三重中京大、野球部も4年生のみとなり他大学に比べて選手層が薄いにもかかわらず、春のリーグ戦で東海地区代表となると、大学野球選手権では初戦の大体大戦で敗れはしたもののエース・則本昂大投手が1試合20奪三振を記録した。

 また秋季も東海地区代表となると、愛知リーグ、北陸リーグの代表決定トーナメントでも優勝し、明治神宮大会に出場、大会でも1回戦で京都学園大を破り、2回戦では東京六大学の法大と対戦し0-1と互角の戦いを見せた。

 ドラフト会議では則本昂大投手が東北楽天から2位指名されると、福岡ソフトバンクが育成4位で宮崎駿選手を指名し、スタジオジブリの宮崎駿監督と同姓同名だったことからも話題を呼んだ。

 三重中京大からのドラフト候補はこれが最後となるが、見事に有終の美を飾った。

—–

第10位 東海大・菅野智之投手が2年越しの巨人入り!

 2011年のドラフト会議で巨人と北海道日本ハムがドラフト1位指名し、北海道日本ハムが交渉権を獲得していた菅野智之投手は、巨人入りを熱望して3月31日の交渉権締め切りまでに交渉を行うことなく交渉権は消滅した。

 菅野投手が東海大に在籍した状態で1年間トレーニングを続ける道を選択、公式戦に出場できなかったものの、ドラフト前には巨人のほかに、阪神や横浜DeNAなどもドラフト上位候補にリストアップするなど、注目され続けていた。

 ドラフト会議では巨人が単独指名し、2年越しの巨人入りとなった。


PAGE TOP