福岡ソフトバンクは来年からアマチュア選手のスカウトについて、石渡育成・編成部長は「編成の国内担当もアマチュアを見るクロスチェックを増やす予定」と話した。
アマチュア選手担当のスカウト8人が集めた情報を、国内のトレードなどを担当するプロ野球選手を評価している、2人の編成・育成部がチェックをする事で選手の絞込みやリストアップを強化する。
アマチュアの選手ばかりを見ていると、視察する際の基準が下がってしまうこともあり、スカウトはプロのプレーも見ながら基準を保っているというが、それもなかなか難しいだろう。また、選手の評価も各球団ともデータ化し、数値で比較できるシステムを導入しつつある。阪神も新スカウトシステムの導入を行う予定で「より詳細な報告を上げることができる」ようになるという。
その数値を元に公式を作り最適な選手を選び出すことが重要になってくる。プロを評価する担当と連携することで、そのデータの連携はもちろんだが、プロ入り後の活躍を元にした評価指標の確立など様々なメリットがある。
スカウティングも大きな流れがきており、これに乗り遅れ、スカウトの目に過剰の信頼をしたり、偶然に頼っている球団は置いていかれる。
金の卵発掘へ、阪神のスカウト陣が新システムを構築したことが29日、明らかになった。
これまでは各スカウトがパソコンで報告書を作成し、球団本部へ送る形となっていた。ただ旧システムは運用開始から10年以上が経過しており、今オフ、刷新を決めた。新システムでは各スカウトの使い勝手が良くなり、「より詳細な報告を上げることができる」と球団関係者。すでに各スカウトは講習会を受けており、年明けから活用していく方針だ。
ドラフト戦略では情報こそが命。より詳細な報告を上げることで、球団フロントも補強ポイントと照らし合わせながら的確に獲得か否かを判断することができる。球団は“甲子園のスター”を最大のテーマに置き、1月半ばに第1回のスカウト会議を行う予定。大阪桐蔭・森らが目玉候補となりそうだ。
ソフトバンクが来秋ドラフトに向け、プロアマのクロスチェック制を強化することが30日、分かった。石渡茂編成・育成部長(64)は「編成の国内担当もアマチュアを見るクロスチェック(別の観点や方法での調査)を増やす予定」と明かした。スカウト部8人がリストアップした選手を、トレード候補などを調査する編成・育成部の国内担当2人が別の角度で視察し、候補選手を徹底分析する。
コメント